ネパール人の主食はお米です。
日本人もお米が主食ですが、米の消費量はネパール人の方がかなり多いことは間違いありません。
今回はネパールで食べられるお米についての話題です。
ネパール人はお米を食べなければ満足できない?
このブログで何度も書いてきていますが、ネパールではしっかりした食事は朝と夜の1日2回です。
この食事の時には、ほとんどのネパール人が上の写真のような「ダルバート」を食べます。
ネパールには朝と夜の食事の他にも、カジャと呼ばれる軽食の時間が2回ほどあります。
この軽食の時間には麺類やパン類を食べる人も多いですが、なぜかごはんの時間とはとらえられていません。
あくまでも「軽食」「おやつタイム」といった位置づけです。
なので、ネパール人にとって食事は「ダルバート」であり、お米を食べないと「しっかりご飯を食べた!」という感覚にならない人が多いようです。(もちろんそうではない人もいますが)
ネパール人が好んで食べるお米
ネパールで主に食べられているお米はインディカ米の種類が多いです。
といっても、たくさんの種類があるのでしょうが、私は米の品種に詳しくないので細かくはわかりません。
簡単に言うとインド料理屋さんに行ったら食べられるような、サラサラ・パラパラとしたお米ですね。
家庭やレストランによって、使用されている米の長さは短いものから長いものまで色々です。
日本のお米のように粘り気がなく、カレーにはとてもよく合います。
我が家でもカレーの時はインディカ米を使うことが多いです。
この写真はバスマティ米で、1㎏あたり150ルピーです。
粘り気がなくさらさらしているため、ついつい量を食べてしまうのが困りもの。
といっても周囲のネパール人には、「なんでこんな少ししか食べないの?」と思われていますが。
ネパール人は男性でも女性でも、ごはんのおかわりをしてモリモリ食べる人が結構います。
あと、ネパールで購入したお米には小さな石が混じっていることが時々あります。
おいしくご飯を食べているときのあの「ジャリっ」っという不快感は、かなりテンション下がります。
でも以前よりは、だいぶ小石に出会う確率は減ったような気がします。
ネパールで日本米が食べたくなったら?
ネパールで日本産(輸入品)のお米は見たことがありません。
日本に一時帰国したとしても持って帰ってくるのは重量的にちょっと・・・
日本の家族や友人に送ってもらうのも、送料を考えるとためらってしまいます。
ということで、私は日本米が食べたくなった時には日本米に少しでも近いネパール産のお米を食べるようにしています。
ネパール産のタイチン米という種類のお米があるのですが、これが日本のお米に似ています。
いくつかの会社から販売されています。
私がよく買うタイチン米は1㎏あたり130~140ルピーです。割と安い。
ただ食感や形などは日本米に似ているのですが、中にはニオイや味が若干気になる種類のものもあります。
私はこちらの「SEWA FOOD UDHYOG」からでているタイチン米がいちばんクセがなくて美味しいと思います。
ネパールに移住してきた最初のころは、このマナカマナ米を食べていました。
1㎏113ルピーなのでおトクです。
でもニオイがタイチン米よりちょっときつく感じるので、食べるときには他のお米と混ぜて炊いています。
日本米として一番美味しく食べられるお米は、日本食在店や日本料理屋で手に入るお米です。
本物の日本のお米と同じように美味しい!とまではいかなくても、かなり満足できます。
気になるニオイもありません。
料金的には少し高くなってしまいますが、こればかりは仕方ないですね。
お店にもよりますが、1㎏あたり230~250ルピーといったところです。
少しくらい値が張っても、毎日食べるご飯ですから美味しいものを選びたいものです。
おまけ:ネパールの義母とのお米についての思い出
私とネパリ旦那が結婚してまだ日本に住んでいたころ、ネパールの家族が日本に遊びに来たことがあります。
その時に初めて日本の米を食べて義母が一言「あまい~!!」と言っていました。
もちもちして甘みのある日本のお米は義母の口には合わず、やはり食べ慣れているネパールのお米が恋しいようでした。
その何年か後に私がネパールに移住した当初、ネパールのお米が口に合わずあまり食べられませんでした。
それを見た義母が、ネパールのお米に砂糖を入れてご飯を炊いてくれました。
ご飯を少量しか食べない私を心配して、日本の甘いお米に似せようと気を使ってくれたんでしょうね・・・
残念ながら砂糖入りのごはんは美味しくなかったのですが、懐かしい思い出です。
今では私もすっかり慣れ、ネパールのお米を美味しくいただいています。
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