私が10年以上前にネパールに初めて移住して来た時、心配だったことがあります。
それは「ネパールの食べ物はどのくらい安全なのか」ということ。
発展途上と言われる国ではやはり衛生面で問題が見られることが多いので、日本と同じようにはいきません。
普通に生活しているネパール人と同じものを食べても、日本から来たばかりの私はお腹をよく壊していました。
お腹を壊しながらも在住年数が増えるに従い、どんなものがあぶなくて、どんなものが大丈夫なのか、感覚的にだんだんとわかってきました。
今では滅多なことではお腹を壊すことはありません。
今回は、私がネパールに住み始めた当初、食べるのが不安だったネパールの「玉子」と「生野菜」について書いてみようと思います。
ネパールでは玉子はどこで買っても安全なの?
10年前と今ではかなり食品の衛生状況も変わってきたように感じます。
以前は、はずれの玉子にあたることも多かったです。
昔は近所の大き目のスーパーマーケットで、パック入りの玉子を買っていました。
でもあるとき買った玉子が賞味期限内にも関わらず、割ってみるとほとんどの玉子の中が半分固まった状態で腐敗臭が・・・
それ以来スーパーマーケットに置いてあるパックの玉子は買っていません。
もちろんたまたまその玉子だけがそうだっただけで、普通にスーパーマーケットに置いてある他の玉子は問題ないと思います。
それ以降は肉屋さんや雑貨屋(何でも屋さん?)で玉子を買っていますが、時々(年に1,2回くらい)元気のなさそうなあやしげな玉子に出会うこともあります。
割った瞬間に黄身が水っぽく流れ落ちるとか、色がいつもと違うとか・・・
そういう玉子に出会うと、本当は食べても問題ないのかもしれませんが、怖いので捨てるようにしています。
ちなみに肉屋さんや雑貨屋などに置いてある玉子には賞味期限はついていません。
新鮮な玉子なのか、買うときにいつも店主に聞くのですが、毎回「今日届いたばっかりのフレッシュなやつだよ~」と言います。
証拠はありませんが、こればかりは店主を信じるしかありません!
玉子の賞味期限は、届いたばかりの玉子だったら「1ヶ月~2ヶ月は大丈夫!!」と店主には言われますが、私は冷蔵庫に入れて1~2週間以内には使ってしまいます。
ネパールでは常温で保存する人も結構います。
でも、スーパーマーケットに置いてある玉子は賞味期限が書いてあって、割と期限は短いんですよね。
この違いは一体何なのでしょう?
ネパールに住んで10年。
玉子でお腹を壊したのは1度きりです。
確立としては少ないですので、思ったほど心配しなくていいのかなぁという感じです。
※生では食べたことはありませんよ
生野菜はどこまで大丈夫?
時々、無性に野菜サラダが食べたくなることがあります。
ローカルレストランでサラダを注文すると、きゅうり・ニンジン・大根の輪切りが出てくることがよくあります。
ネパール人が生で食べる野菜といえば、この3つが多いです。
あ、あと玉ねぎを生でバリバリ食べる人も!
私としてはレタスやキャベツなどを生でたっぷり摂りたいのですが、一般的にネパール人は生では食べないですね。
レタスについてはウチの近所では手に入りませんし。
我が家ではトマトやキャベツは生で食べています。
もちろんよ~く洗っていますよ。
ネパール人はトマトは生より調理して食べることが多いです。
ただ、最近は食も欧米化してきているので、サンドイッチやサラダとして生で食べる人も増えてきているかもしれませんね。
八百屋さんで売られている野菜はそれほど綺麗ではありません。
虫が付いていることは日常茶飯事です。
それだけ美味しいからだと思いたいのですが、生でキャベツを食べるなら要注意!
結構な確率で、青虫やナメクジのような虫が隠れています。
生では食べませんが、このカリフラワーやブロッコリーなんかにも房の根元に虫が大量についていることが多いです。
全て取り除くのはかなり根気がいることも!
八百屋のお姉さん曰く「見た目は嫌だけど、食べちゃっても問題ないわよ~」・・・らしいですけど・・・・ねぇ。
住んでしまえば意外と食あたりの少ないネパール生活ですが、ある程度は自分で判断する力を身につける必要があるかもしれません。
旅行でも長期在住でも、まだまだ衛生面に問題のあるネパールでは、食べ物に十分に気を付けて過ごしたいものです。