ネパールのことを、あまりよく知らない日本人の方からよくある質問。
「ネパール料理って辛いの?」
今回はネパール料理の辛さについて書いてみようと思います。
って言っても、すでにタイトルで答えを書きましたが(笑)。
ネパール料理がどのくらいの割合で辛さを感じるのか、ネパール在住歴10数年の私の視点でまとめてみました!
ネパール料理が辛いというのは本当か
アジア圏の国の料理って、比較的辛い食べ物が好まれているような気がしますよね。
日本は別ですけど。
ネパール人も辛い食べ物が好きな人が多いです。
というか、辛いのが好きとか好きじゃないとか言う前に、辛くて当たり前だし「辛い」とは感じてないのでは?と思ってしまいますね。
そのくらいネパール料理の辛さは、日常的なものになっています。
唐辛子がごはんのお供!?
とにかくどんな料理にも「チリパウダー」や「唐辛子(生)」を使いがち。
もともと料理に辛みが入っているのにも関わらず、それとは別に生唐辛子を片手に、ポリポリとかじりながらご飯を食べる人も多いです。(注:涼しい顔して)
完全に舌が麻痺してますね~
子供の時から辛い料理を食べる
そもそもなぜこんなにも辛い料理に強いのかというと、簡単に言ってしまえば「慣れ」だと思います。
ということは、その辛み成分もミルクを通じて赤ちゃんに届いているわけで・・・
私が日本で母乳育児中は、「赤ちゃんによくないので、母親は辛いもの・甘いもの・脂っこいものは控えるように!」と周りにも言われたし、育児書にも書いてあったんですけどね~
国が変わればこうも違うものか。
ちなみにネパールでは、幼稚園でも辛い給食が出ることがあります。
赤ちゃんの頃から辛さを体に摂りいれて育ったネパール人なので、辛さに強くなるのは当たり前ですね。
ちなみに、小さい頃は「辛いの嫌だ」と言っていたウチの娘も、今ではすっかり大好きになりました。
慣れってすごい。
特に辛いネパール料理は何?
ネパールでは、レストランなどで「唐辛子いれないで」「辛くしないで」と言ったとしても、辛い料理がでてくることが、かなりの割合でありえます。
もちろんネパール人の舌では辛いと感じていないでしょうけど。
特に辛いものが苦手な人が、注意した方が良い料理は次のとおり。
アチャール(ネパールの漬け物)
アチャールは、ネパールの定番「ダルバート」にセットでついてくるものです。
ごはんやおかずのワキに少量で添えられていることが多いのですが、口に入れたら存在感爆発!
日本の漬け物のように「お口直し」とは全然違いますねー。
激辛のこともあるので、苦手な人は食べないように気を付けた方がいいです。
逆にネパール人にとってはこのアチャールがないと、ダルバートが成り立ちません。
野菜や肉の炒め物
炒める料理には当たり前のように、チリパウダーや生の唐辛子を細かく刻んだものが一緒に入っています。
作る前から「辛くしないで」と言えれば良いですが、他にネパール人が一緒に食べる場合は言いにくいですね。
辛くない炒め物なんて炒め物じゃない!
と思っているに違いないので(←偏見)。
モモ(ネパールの餃子)
モモは日本の餃子に似ていて、日本人にも好まれている料理ですが、家庭やレストランによっては具が辛い場合があります。
レストランで注文時に辛いのを抜いてもらうのは難しいかもしれませんが、辛いモモか辛くないモモか聞いてみた方が良いかもしれません。
まぁ、辛くないと言われても辛いことも結構ありますが。
あとは、サモサなどの揚げたスナック系のものも辛いことが多いですね。
う~ん、やっぱり食べ物は全般的に辛いです(笑)。
あ、レストランなどで食べてもそれほど辛くないメニューは、麺類に多いかな~と思います。
スープヌードル系のものや、焼きそば風のものなどは、辛いのが苦手な人でも食べやすいのではないでしょうか。
あとは、ローカルレストランに行くのではなく外国人向けのレストランに行くのが良いかもしれませんね。
まとめ
以上、ネパール料理の辛さについてまとめてみました。
ネパールに長く住んで辛い食べ物に慣れると、日本のカレー屋でスーパーホット印のあるカレーを注文しても、「え?全然辛くないんだけど―」といった状態になるのが不思議ですね。
昔は汗を垂れ流しながら食べてたのに。
ネパールは辛い料理が大好きな人にとっては嬉しい国です。
反対に辛いのが苦手な人は、ネパールでは注意してメニューを選ぶようにしてみてくださいね。