日本では友人や親戚同士などで時間を共に過ごしたとき、何か支払いが発生する場合は割り勘にすることが多いのではないでしょうか。
ネパールでは支払について習慣が日本人と少し異なります。
ネパール人は一般的には割り勘をしない
まず、一般的に「割り勘をする」という習慣がネパール人にはほとんどありません。
友達同士でレストランに食事に行った場合にも、その場にいる全員で割り勘をして支払うということは少ないです。
では誰がお金を払うのでしょうか。
ネパール流の支払い方法
例えばネパール人何人かで食事に行った場合、だいたい次のようないくつかのパターンに別れます。
最初に行こうと誘った人
「ちょっと何か食べてこう!」って感じで誰かが最初に言い出すと思うのですが、自然と最初に誘った人が支払うことが多いように感じます。
まぁ、これは自然な成り行きで理にかなっているように思えますね。
誘われたから仕方なく行く・・・って人でも、奢ってもらえるなら文句はないでしょう(笑)。
一番目上の人
これは、本人が支払いを進んで行う場合が多いですね。年上のプライドでしょうか。
ただし、年長者でも明らかに他の人より貧祖な暮らしをしている(とみんなが認識している)場合はこれに当てはまらないでしょう。
一番稼ぎが多いであろう人
その場にいる人達のなかで、十分に稼ぎがある人はその人が払うことになりがち。特に海外で十分な稼ぎと暮らしをしている人がネパールに戻った時などは、周りが期待することがあります。
払える人が払う = 一番お金を持っている人が払う
という感じですね。
前回支払いをしなかった人
大体同じ年代の、同じような暮らしをしている人たちが集まった場合は、順番制になることが多いですかね。
最近お金を出していなかった人が支払役を務めます。
といっても、誰がいついくら払ったというのは細かく覚えているわけはなく、そこはどんぶり勘定。
仲間内での支払いには、ケチケチしていない人が多い印象です。(実際に太っ腹という訳ではなく、そう見せることが粋な感じ!?)
その他
ネパール人は割り勘はしないと書きましたが、若者や一部の人の間で例外はあります。
レストランでお茶をしている学生たちを横目でチェックしていると、自分の分だけをそれぞれ支払っているグループがほとんどです。※私の日々の観察によると(笑)。
あとは、日本で生活していて割り勘の習慣に慣れている友達同士の場合は、そのまま割り勘システムをとりいれることもあるようですね。
このように、一緒に過ごす人たちの間柄にもよりますが、日本のように皆が当たり前のように割り勘をすることはまずありません。
日本でネパール人と一緒に食事する時は誰が支払うべき?
割り勘の習慣がほとんど無いネパールですが、では日本でネパール人と食事に行く機会があったらどうすればいいのか。
これはもう割り勘でいいのでは?と個人的には思います。
日本人は割り勘をするというのは、日本に住んでいるネパール人もわかっていることだと思います。
ただ、これが男女間のデートだった場合はまた話が変わってくるかもしれません。
先進国に比べて男女平等の意識が薄いネパールです。「デート代は男が持つもの」という考えのネパール人男性(または女性)もまだ結構いると思います。(日本人でも同じ?)
とはいっても、人の考えはそれぞれなのでお互いの関係をみて、融通をきかせるのが一番ではないでしょうか。
相手がネパール人だからとか日本人だからと思っていても、いろんなタイプの人がいますしね。
ということで、まとまらないのでこのへんで終わります。