日本は欧米に比べるとかなりボディタッチが少ない国だと思います。
ネパールも日本と同じアジア圏なので、それほどボディタッチは激しくないんじゃないの?と想像している人もいるかもしれません。
実際はどうなのでしょうか。
私が長年ネパールに住んで感じた、ネパール人のボディタッチについてまとめました。
※私の行動範囲は主に首都カトマンズなので、地方の習慣とはまた異なる場合があります。
ネパール人がボディタッチをしがちな場面とは
最初に答えをいってしまうと、ネパール人は日本人よりもボディタッチは多めです。
でもやっぱりそこはアジア圏。
欧米諸国のようにハグハグ、ベタベタと頻繁なボディタッチはありません。
ネパールに暮らしていて、よくみかけるボディタッチは次のとおりです。
人に会ったときのあいさつ
ネパール人(主に男性)は知人はもちろんのこと、初めての人も含めて挨拶として握手をする人が多いです。
これは日本人よりかなり頻度は多くみられます。
会ったときと別れる時もしますね。
かといって皆がいつもするというわけでもないのですが、握手はよく見る光景です。
ネットで調べてみたら「ネパールに握手の習慣がない」と言った意見もありましたが、私の周りではよく見かけます。
ところで、女性同士や女性と男性の間で握手を交わしているのは今まで見た記憶がありません。
する人もいるんでしょうか?
家族や親しい間柄の人同士
家族や親しい人同士では、別れるときや久々にあった時にハグをする人もいます。
これは家族の関係や人によるのかもしれませんが、やはり日本人よりは多い印象を受けます。
他にもよく見るのが写真撮影の時のボディタッチ。
家族や友達同士で写すときには、腕や肩を組んだりといったボディタッチが普通です。
外で一緒に歩いている時
外を歩く時には若い女の子を中心に、仲の良い女性同士で腕組みをよくしていますね。
最近は少なくなったようにも感じますが、たまに男性同士の手つなぎも見かけます。
最初はびっくりしますがそのうち慣れます。
手をつないだり腕を絡めて歩く人は、日本に比べるとかなり多いと思います。
割と大きくなった子供(男女問わず)でもお母さんやお父さんと手をつないで歩いている人もいます。
ボディタッチというかスキンシップというべきでしょうね。
逆にネパールではカップル同士の手つなぎをそれほど見ないから不思議。昔に比べたらイチャイチャする人も増えていると思うけど、まだまだ恥ずかしい人も多いのだろうか。
小さい子供を見たとき
ネパールでは見知らぬ人でも、小さな子供を見るとどんどんタッチしてきます。
日本では「勝手に触らないで!」と怒られそうな勢いで(笑)
だっこしたり、ほっぺをつまんだり、手をにぎにぎしたり・・・
私の娘も小さい頃はどこへ行っても触られてましたよ。
知らない人にほっぺにチューされるのも普通でした。
可愛がってくれる気持ちはありがたいのですが、実は相手によって後でこっそり濡れティッシュで拭いていた私です。(ひどい??)
道をあけてほしいとき
日本ではあまりないと思うのですが、狭い道を歩いている時に肩や腕をタッチされることがあります。
ちょっとじゃまな時やよけてほしい時に、相手に知らせるために触る人がいます。
私の場合は女性(特に中年~高齢の方)からされることがほとんどです。
「ちょっと道開けてくれるかしら」って感じで触ってくるのですが、グイグイ押してくるわけではないので嫌な気はしません。肩に手を置く感じ?優しく知らせてくれる人が多いです。
ネパール人と日本人のボディタッチの違い まとめ
ネパール人の方が人間関係が濃厚だけあり、やはり日本人よりもボディタッチの機会が多いです。
ただ、男女間のボディタッチに関してはそれほどオープンではないのかなぁと思います。
それほど親しくもない異性が、必要以上にボディタッチしてくるのは不自然・・・というのはネパールも同じ。
その他のボディタッチに関していえば、相手への愛情や親切心からくるもの。家族間や友人同士のボディタッチ、スキンシップは日本よりも多めです。
それにしても私は未だにボディタッチが自然にできません。まだまだネパール修行が足りないのでしょうか。