ネパールに来たことがある人なら感じたことがあると思いますが、ネパール人は基本的には親日家の人が多いです。
日本人とわかったとたん、とってもフレンドリーに接してくる人も。
そんな日本&日本人に友好的なネパール人ですが、本当のところ日本人に対してどのように思っているのでしょうか。
ネパール人が親日家の理由
日本とネパールは1956年の国交樹立以来、様々な国際交流を通じ友好関係を続けています。
日本はネパールの経済成長・社会整備のために多くの支援を行ってきました。
私が日本人だとわかると「日本はネパールをヘルプしてくれるから好き」というようなことを言われたことが何度もあります。
もちろん、日本がネパールを支援しているだけではありません。
日本で地震災害が起こったときには、ネパールからの支援もありました。
日本に滞在しているネパール人の有志たちが義援金を募ったり、被害地を見舞いに訪れたりしてくれていましたね。
日本はネパール人にとって留学先・出稼ぎ先として、人気な国のひとつでもあります。
というわけで、日本人にとってネパールはそれほど人気の国というわけではありませんが(直球ですいません)、ネパール人にとって日本は、かなり身近に感じている国なのです。
ネパール人がイメージする日本人像って?
それでは、ネパール人は日本人にどのようなイメージをもっているのでしょうか。
私が今までネパール人と接してきて言われたことや、感じたことを元にして考えてみました。
ネパール人からみた日本人|献身的・ボランティア精神が高い
日本から支援を受けてきた歴史的背景があるからか、「日本人はネパール人を助けてくれる」というイメージを強く持っている人が多いように感じます。
日本人は学校を建ててくれた、橋を架けてくれた、道路をつくってくれた、あれしてくれた、これしてくれた・・・と話してくる人も。
「で、あなたも日本人だから何かしてくれるんでしょ?」という無言のプレッシャーを与えられているような気がするんですが、気のせいでしょうか。
感謝を表す人・先進国に助けてもらって当たり前と思う人・自分たちの国なのに他国に頼るのは恥ずかしいと思う人、ネパール人といっても人それぞれです。
ネパール人からみた日本人|誠実・嘘つかない・おとなしい
「中国人・インド人はうるさい!」というネパール人の意見はよく聞きますね。
やっぱり隣国は仲が悪いというのは定説でしょうか。
逆に日本人のイメージは「おとなしくて騒がない」です。
嘘もつかないし、何か問題があってもギャーギャー主張したりもしない。
これって、捉えようによっては「騙しやすい」って思われていることにもなりますけどね。
ネパール人と言っても良い人ばかりではありません。
日本人はあまり言い返してこないのをいいことに、自分の都合のいいように言いくるめようとする人も時々います。
なので、何かあった時には声をあげて自分の意見を主張するようにしたほうがいいですね。
ネパール人からみた日本人|お金持ち
まだまだ日本人=お金持ちと思っている人も多いです。
ニュースによると日本では若者の貧困化が進んでいるともいいますけどね。
以前、「ネパールに旅行にくる日本人の高齢者はお金持ちだけど、若者はお金持ってない。
安宿にばかり泊まる」と言っていたネパール人に会ったことがあります。
若者は長期旅行の人も多いので、金持ち・貧乏は関係なく安宿に泊まる人もいるでしょうけど、まぁ良くみてるね。と思ったものです。
ネパール人からみた日本人|歯が汚い
ここからはネガティブなイメージになりますが、日本人と接する機会のあるネパール人からよく聞くのが「日本人って歯が汚いよね」っていう話。
確かにネパール人のキレイな白い歯に比べるとそうかもしれません。
もともと日本人は歯の美容にあまり力を入れていないともいいますし、その上費用も高いですから。
でも逆に、どうしてネパール人の歯があんなに白くて歯並びが良いのか不思議なんですよね。
そして、かなり硬いものでもかみ砕けるくらい、強い歯を持つ人が多いです。
ネパール人からみた日本人|意外とケチ
旅行者用のお土産店を経営している、親戚や知人によく聞く話。
散々店の中を見ていった挙句、何も買わないのが多いのは日本人だとか。
ケチというより買う必要がなかったから買わなかっただけで、ケチとは違うんじゃない?と思いますが、他国の人は違うんでしょうか?
ちなみに私もネパールで、何も買わない「見るだけショッピング」はよくやりますね。ケチと思われているんでしょうかね(笑)
時々、日本人に対してマイナスイメージも聞きますが、ほとんどのネパール人が日本人に対して好印象なイメージをもっています。
ネパール人に触れ合う機会があれば、そのことがもっとよくわかると思いますよ。