私は日本でネパール人と結婚し、10年以上前にネパールに移住して来ました。
それからずっとこのネパールで暮らしています。
住んだ当初は戸惑いもありましたが、今では良いところ悪いところを含めネパールに愛着を持っています。
今回はそんな私が考える「ネパールってこんな国」について簡単にまとめてみました。
ネパールってどんな国?
みなさんはネパールといえばどんなイメージがありますか。
ヒマラヤの国? カレーの国? 中国とインドのお隣の国?
同じアジアでも、タイ・マレーシアなどのメジャーな地域に比べると、ちょっと知名度が低いかもしれません。
実は私も初めてネパール旅行に来るまでは、 ネパールといえば「ヒマラヤ山脈」「イエティ(雪男)」「寒い国」「貧しい国」 というイメージしかありませんでした。
でも実際に旅行に来てわかりましたが、日本と同じように四季があるし、夏はかなり暑い!
そしてネパール人だからと言って、山岳地方の人を除いた人たちはいつも山に登っているわけではありませんでした(笑)
ネパールって、実はこんな国なんです!
そんなヒマラヤのイメージが強かったネパールですが、私はネパール人と縁があって結婚し、十数年前から住むことになりました。
それからは新たな発見の連続です。日本に住んでいる時にはわからなかったネパールの面が見えてきました。
ネパールは手工芸商品の生産が盛んな国
ネパールは観光業で成り立っている国ですので、観光客向けのお土産がたくさん売られています。
また、世界各国へネパールの商品も数多く輸出されています。
生産されているものは種類も豊富でデザインも年々洗練されてきていますし、なんといっても価格が安いので非常に需要があります。
ネパールは習慣が異なる多くの民族が住む国
「ネパール人」と一口に言っても多民族国家ですので、民族により顔つきや習慣が異なります。
「ネパール人は○○だ!」とはなかなか言えないのもこれが理由です。
民族によって言葉も異なりますが公用語はネパール語となります。
ネパールは日本などの海外に出る若者が多い国
日本人にとってネパールはあまり身近な国とは感じていない人が多いと思いますが、ネパール人にとって日本はとても人気があり、いつでも話のネタになっています。
自国で十分な収入を得ることが難しいので日本への出稼ぎを希望している若者も多いです。
日本以外にも、昔からカタール・バングラディッシュ・マレーシア・シンガポールに出稼ぎに行く人が多く、最近はアメリカ、オーストラリアなども若者に人気があります。
ネパールは子供の学校教育が熱い国
ネパールは早期教育が盛んな国です。
幼稚園のころからノートに文字を書いて勉強をします。
宿題も出されます。
公立よりも私立で勉強させることが主流です。
特に英語の学習には力を入れており、日本人に比べるとかなり英会話力があります。
ネパールは濃厚な人間関係で成り立っている国
ネパールの人間関係は日本人の私にとって、理解できないほど深いものがあります。
一見、人間同士の壁がなくフランクなようにも感じますが、関係が濃密なだけに難しい側面もあります。
この人間関係を楽しめるかどうかがネパールライフを快適に過ごすための鍵となるでしょう。
ネパールの特徴はまだまだたくさんあるのですが、また他の記事でも掘り下げて少しずつ発信していこうと思います。
ネパールにはたくさんの魅力があり(もちろんその反対もあります)、一言では言い表すことができない国です。
長く住めば住むほど新しいネパールが見えてきます。
まだまだ外国人の私にはネパールの深いところまで見えていないような気もするのですが、日々の生活の中で感じたことを発信していければと思います。
ネパールをもっと知りたい方へ
ネパールをもっと知りたい方へおすすめの本です ↓ ↓
D29 地球の歩き方 ネパールとヒマラヤトレッキング 2018~2019 [ 地球の歩き方編集室 ]
|
王道の一冊です。
ネパールに来られる際に持っていると便利ですよ。
トレッキングとポップな街歩きネパールへ (旅のヒントbook) [ 矢巻美穂 ]
|
がっつり系のバックパッカーの方よりは、女性向きの一冊です。
旅行先のガイド本としてはもちろん、素朴でかわいいネパール雑貨の紹介も魅力的です。
ネパール ネパール語 (ここ以外のどこかへ! 旅の指さし会話帳) [ 野津治仁 ]
|
初心者向けネパール語の本です。
ネパール旅行のお供や、ネパール人のお知り合いがいる方におすすめ。
絵も可愛く、読み飽きないです。
ネパールについて知れる書籍も結構ありますが、今はネット情報もあり、かなり便利になりましたね。
現地に住んでいる日本人の方のブログも、読んでいてとても楽しいです。
本やネットで新しいネパールの情報を知って、ネパールへぜひ遊びに来てくださいね。