以前にカトマンズの街中の移動に便利な乗り物について記事にしました。

今回はその中でも、ネパール初心者が利用しやすいタクシーの乗り方についてまとめてみました。
「ネパールでタクシーに乗ると、高い料金を吹っかけられるんじゃ・・・」と心配な人もいるかと思いますので、ぜひ参考にしてみてください。
ネパールでタクシーに乗る方法 実践編
宿泊先やお店からタクシーに乗る
ホテルやレストランからタクシーで出発したい場合は、従業員にお願いすれば呼んでくれると思いますが、自分で探す場合もそれほど難しくはありません。
タクシーを探す
カトマンズ市内は需要が高いせいもあり、タクシーはすぐに見つかります。
流しのタクシー
空車のまま走っているタクシーをつかまえるときは、運転手にわかるように合図をします。
日本のように手を真上にあげて呼ぶ人はみかけません。手は斜め下方向に伸ばしてヒラヒラする感じで合図をしましょう。(まぁ、相手にわかれば何でもOK)
気付かないときは「エー、タクシー!」と大声で呼ぶと止まってくれます。
駐車中のタクシー
駐車してお客さんを待っているタクシーも良く見かけます。探すのに苦労することはないでしょう。
運転手に行き先を告げ、OKかどうか聞いてみましょう。ほぼ誰でも英語で通じます。
タクシー運転手と料金交渉
現在ネパールのタクシーはメーターの設置が義務付けられています。
ですが、だいたいの運転手はメーターで行くのを嫌がります。
なぜなら、交渉制にくらべて割安になってしまうから!
※メーターは、だいたいギアの前あたりに設置してあります。(写真では64ルピー)
メーターを使用するようになってからわかったのですが、以前に口交渉でタクシーを利用していた時は、メーター使用時の2~2.5倍くらい支払っていました。
運転手にとってはメーターを使用しない以前の方が、美味しい思いをできていたのです。
それでも「メーター使って行って!」と言うと断るわけにはいかないので、しぶしぶメーターを稼働してくれます。
・・・が、「10%上乗せしてくれ」とか「これじゃあ生活ができない」とかブツブツ言われることも結構多いです。
確かにメーターの使用を義務付けられてから、タクシー業者の収入は減ってしまったと思います。
気の毒なので、余裕があれば多少のおまけ料金をプラスしてあげても良いと思います。
ネパール初心者の方は、タクシー料金の相場がわからないと思いますので、まずはメーター料金で行くのがおすすめです。
運転手と楽しく会話
ネパールでタクシーに乗ると、かなりの割合で気さくに話す運転手にあたります。
日本だとあり得ないくらいプライベートなこともあれこれ聞かれるかもしれませんが、それはネパール人の気質なので、気を悪くしないでください。
答えたくないことには適当に返事をしておきましょう。
逆に色々なことを質問しても嬉しそうに答えてくれると思いますので、話好きな人にとっては楽しいドライブ時間になることでしょう。
また、ネパール人は車の窓を開けっぱなしで走行するのを好む人が多いです。(余談ですが、寒い冬でも家の窓を開けっぱなしだったりします。密室が苦手なのかも)
タクシーもたいてい窓が全開で、ひどい砂埃が車内に入ってくることがありますが、気になる場合は遠慮せずに閉めてもらってください。
目的地で降車 料金を払う
目的地に到着したら、料金を支払います。
支払うのはシートに座りながらよりも、外に降りてからにした方が良いです。
滅多にないと思いますが、何か料金のことについてトラブルになったりいちゃもんをつけられる可能性もあるからです。
車内に座ったままより、いつでも歩きだせる状態でいた方が安全です。
ネパール人も降車してからお金を出す人が多いです。
以上、ネパールでのタクシーの乗り方でした。
一度経験してみれば特に難しいことはありません。
マイクロバスやテンプ―などに乗るよりもずっと簡単で快適ですので、ぜひ利用してみてください。
※夜の21時以降にタクシーを利用すると深夜料金になりますし、台数も昼間に比べて急に減るのであまりおすすめできません。