ネパールの雨季は通常6月から始まり、8月まで続きます。
ですので、5月になったばかりの今は、まだ雨季ではないはずなのですが、今年は4月末になってから毎日のように雨が降っています。
一日中降り続くわけではなく、昼間は晴れていることが多いのですが、問題は道路・・・
普段は埃だらけの地面ですから、雨が上がった後は地面全体が泥でぐちゃぐちゃ状態です。
しっかり舗装してある道路でもそんな感じです。
そんな訳で雨の日は本当に外での移動が嫌になりますが、今回はその「移動」について考えてみたいと思います。
カトマンズの街中の移動法
現地在住で自分の車やバイクなどがある人はなかなか使う機会も少ないかもしれませんが、今回は公共の乗り物が中心です。
ネパールに旅行で来られる方は参考にしてみてくださいね。
タクシーでの移動
カトマンズ市内の移動で旅行者に一番おすすめなのがタクシーです。
タメルや観光地などではいくらでも捕まえることができますし、道の途中でも流しのタクシーはすぐに見つかります。
料金も日本に比べると激安!!と感じることでしょう。(現地に住んでいると、安いとは思えないのですが)
今はメーターを設置することを義務付けられているので、各タクシーにはメーター機能があるはずなのですが、私が乗るタクシーでは使ったことありません。
以前からタクシーは交渉で値段を決めるのが一般的。
ただ、相場を知らない旅行者の場合は交渉が難しいかもしれませんので、事前に調べたりホテルの従業員に相場を聞いておいた方が良いかもしれません。
でも、私の経験上ではそれほど高い値段をふっかけてくる運転手は少ないです。
せいぜい相場+100ルピーくらいでしょうか。
心配な方はメーターを使用するようにお願いしてみましょう。ただし、メーターの方が運転手の言い値よりも安くなるのかどうかは不明です。
リキシャでの移動
リキシャは狭い街中や路地裏を移動するのに便利です。
タクシーが走っていないエリアもありますので、そういうときには利用すると良いでしょう。
リキシャも交渉制。
私は最近使っていないので詳しい金額はわかりませんが、以前は100~150ルピーくらいでタメルエリア内ならどこでも行ってくれるイメージがありました。
今はもう少し値上りしているかもしれません。
リキシャは人力で動かすものなので燃料費がかかりません。
その分、交渉次第でいくらでも安く乗せてくれそうなものですが、運転手によってはあまり安い値段だと面倒くさがって行ってくれないこともあります。
こちらでは、乗車拒否も当たりまえの世界です(苦笑)
バスでの移動
ネパールで公共のバスに乗るのは、旅行者にとっては難易度が高いです。
なぜなら、発着の時間も決まっていないし、行き先も金額も一見してわかるものではないからです。
バス停やバスターミナルにはたくさんのバスが集まりますが、それぞれルートや行き先が異なります。
バスの前方の窓ガラスに行き先やルートを書いた紙が提示されているのですが、ネパール語表記のことが多いです。
バスはマイクロバスから大型バスまで色々な種類のものが走っています。
初めてネパールのバスに挑戦してみるなら、バス会社が経営している大型のバスのほうが良いでしょう。
マイクロバスは、個人所有のバスなので、一人でも多くの人を乗せて自分の売り上げを増やすことに重点を置いています。
席どころか立つスペースもないのに、無理やり押し込められたり、時間短縮のためにものすごいスピードで走るなど、危険な行為もよく見かけます。
ちなみにどのバスも、日本のように自分の降りたい場所でボタンを押すといったシステムはありません。
各バス停が近づく前にテープアナウンスしてくれる親切なバスはごくわずかです。
大抵は乗務員が大きな声で「○○で降りる人、いるー?」という感じで聞いてくるので、降りたい場所が近づいたら自分で主張して、降りる意思を伝える必要があります。
色々な面で不便なバスなのですが、魅力的なのが安い乗車賃。
15~20ルピーでカトマンズ市内はだいたい行けちゃいます。
乗り方に慣れてしまえば、そのお得感からついつい利用してしまいます。
旅行者ならやっぱりタクシーが一番便利ですが、ネパールを深く知りたい方は、ぜひ難易度の高いバスにも挑戦してみてください。
バスに乗ることでネパール人をもっと身近に感じることができると思います。
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