行ってきました！現在のカトマンズダルバール広場の様子

ネパールのダルバールスクエアって何？

ネパールでは15世紀のマッラ王朝時代に、カトマンズ・パタン・バクタプルの３都市に王朝がおかれました。

その時代からこの3都市にあった王宮広場を、ダルバール広場（ダルバールスクエア）と言います。

手の込んだ装飾や古い建物、寺院を見ることができ、いつも世界各国から観光客が訪れています。

今日はその中でも、旅行者が集うタメル地区から近い、カトマンズダルバール広場についてご紹介しようと思います。

日本でもニュースが流れていたのでご存知の方も多いかと思いますが、ネパールでは2015年4月に大地震が発生しました。

その時の地震でこのダルバール広場にある寺院もかなり深刻な被害を受けました。

地震前に訪れた時に撮っていた写真がありましたので、載せておきます。

震災前のダルバール広場の風景です。

現在も変わらず外国人観光客が見学に来ていますし、その場所が放つ雰囲気は地震前とそれほど変わっていないように感じます。

ただ、一つ一つの建物をみると完全な復旧にはまだまだ・・・といった感じです。

寺院の上の箇所が崩れ落ちて、なくなってしまいました。

被害部分は撤去されましたが、まだ復旧作業はは手掛けていないようです。

被害が大きかったですから、そう簡単にはもとどおりにはなりません。

人気のあるクマリの館も、一部補強されていて完全には復旧されていません。

ただ、少しずつですが各国の支援もあり、確実に作業は進んでいるようです。

こちらはアメリカの支援で復元作業中の建物です。

こちらは中国からの支援があるようですね。

近くには建物の完成予定図や説明文、写真などが飾られてありました。

前を通るのはほとんど現地のネパール人なので、興味を示さず通り過ぎていましたが、時々ツーリストの外国人が来ては、真剣に読んでいる姿が見られました。

ダルバール広場脇にはネパールのお土産にピッタリの工芸品が並べられた露店があります。

私が今回行ったときは休日の朝早くでしたので、まだまだ開店準備中状態でしたが、いつもは広場にびっしりと露店が開かれるので、見ているだけでも楽しいですよ。

このダルバール広場ですが、現地の人以外は入場料が必要です。

普通に通り過ぎてしまうと気づかれないことも多いようですが、各方面からの入り口付近にチケットブースがあるので、そこで入場料を支払ってくださいね。

現在は１０００ルピーと言うことで、結構な金額だなあと驚きますが、どうやら復旧工事費用も兼ねているそうです。

各国の旅行者からも支援をいただいていることですし、少しでも早く復興されることを願います。