すみません、わざと刺激的なタイトル付けしてみました(笑)
でも、実際に日本のビザはネパール人にとって魅力的なものです。
日本のビザが欲しくて結婚相手を探しているネパール人もいるというウワサ(?)をネット情報などで見かけたことがある方もいると思います。
ん~どうなんでしょうね。本当にネパール人は日本のビザ目的に日本人と結婚しようと思っているのでしょうか?
私が今まで目にしたり聞いたりした経験を元に、ひとつの例としてお話したいと思います。
日本で働きたいネパール人はたくさんいる?
はい。たくさんいますね。
これは日本に限らないことですが、ネパールには海外に出て収入を得たいと思っている人が大勢います。
実際にネパール人の海外出稼ぎ率は高いです。
かなりの割合で家族の誰かが海外に出稼ぎに行っています。
というのも、自国ネパールでは満足のいく仕事があまり見つからないからなんですよね。
物価は年々上昇していくものの、条件の良い働き口を見つけるのはまだまだ難しいです。
ネパールで仕事するくらいなら海外で働いた方が効率的。
・・・と、いうことで多くのネパール人(大抵は男性)は、つらくても海外で重労働をしたり慣れない仕事をしながら、ネパールに住む家族のためにお金を稼ぐのです。
特に日本は環境も良く、給料額も高いので人気です。
多くのネパール人が出稼ぎ目的で日本のビザ取得を夢見ています。
私も長年ネパールに住んでいて何度も言われたことがあります。
- 見知らぬタクシー運転手「どうしたら日本で働ける?あんたビザ取るの手伝ってよ」
- 近所の女店主「うちの息子を日本で働かせてくれ」
- 近所の男性「今度一緒に日本に連れていってよ」
- 知人男性「日本で働きたいから日本人の結婚相手紹介して」
- 親戚A「どうやったら日本のビザとれるの?」
- 親戚B「おれ、日本で働けないかなぁ」
最初のころは、そう言われるとあまり良い印象を受けませんでしたが、今ならそう言いたくなる気持ちがわかります。
そりゃぁ、そうだよね~!
って。
ネパール人が日本で働いて収入を得るには?
ネパール人(外国人)が日本で働くためには資格が必要です。
ネパール人でも比較的簡単に取得できる「ツーリストビザ(短期滞在ビザ)」ではもちろん働くことはできません。
働くことができる種類のビザは何種類かありますが、今回は「留学ビザ」「配偶者ビザ」について。
留学ビザ
私の印象では、ネパール人は留学ビザで日本に入国する人が多いように感じます。
ネパールの日本語学校で勉強をし、その学校経由でビザを取得するパターン。
ほぼ若者です。
日本でネパール人に出会うと「留学生」という人が多いと思います。
留学生というと、勉強目的での来日かと思いがちですが、ネパール人の場合は主な目的は就労といっても良いのでは?
もちろん真剣に勉強目的の人もいるでしょうけど。
ただし、留学ビザは働く内容に制限があります。
「週に何時間まで」と決まっているので、思ったほど稼ぐことはできません。
アルバイト感覚です。
学校の期間が終了すると、その後は日本で就職してビザを切り替える人やネパールに戻る人とそれぞれです。
私が日本に住んでいた時には「もうすぐ学校が終わるから留学ビザが切れる。
日本人と結婚して日本に残りたいから相手を紹介して!」という人も数人いました。
これがいわゆる、「ビザ目的で日本人と結婚したい」というパターンですね。
もちろん友人を紹介したりはしませんでしたが・・・
配偶者ビザ・永住者ビザ
日本で働きたいネパール人が、どうして日本人と結婚したがるのかというと、結婚することで日本人と同じように制限なく働くことができるからです。
日本人と結婚して配偶者ビザを取得後、数年経つと(何年かは忘れました)永住者ビザに変更することができます。
一度永住者ビザを取得すれば、日本人の相手と離婚したとしてもずっと日本での滞在は可能です。(※配偶者ビザは、日本人の配偶者がいないと更新はできません)
なので、好きでもない日本人と結婚して、永住者ビザをもらえる時期まで我慢するという外国人もいるようですね。永住ビザ取得後に別れる作戦のようです。
そこまでして日本に住みたいのかと思いますが、中にはそういう人もいるのが現実。(注:多くのネパール人がそうというわけではありません。あくまで一例です)
相手のネパール人が日本のビザ目的かどうか見極める方法
「見極める方法」とそれっぽく書いてみましたが、実際には難しいですよね。
こればかりは、自分の勘を頼るしかないのでは。
あとは、1対1でつきあっていくのではなくて相手の友達や家族などを巻き込んでつきあっていくのが一番かと思います。
ネパール人と日本人の結婚トラブルや、嫌な情報もたくさんネットで調べることができますが、現実には幸せな結婚生活を送っているカップルもたくさんいますので、どうぞ考えすぎないように。
この記事も参考程度に読んでいただけましたら幸いです。
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