ネパールに移住して来てから、1、2年に1回くらいの割合で日本に帰国しています。
ネパール在住日本人でも毎年、長期休日(子供の夏休み、ダサイン祭り、お正月など)の時に、何度も帰国しているうらやましい方もいらっしゃると思います。
でも、現地結婚組としてはそう頻繁には帰国できないのが普通ではないでしょうか。
久々に日本に帰国すると、以前は当たり前だったことに違和感を感じたり、感動したりすることがあります。
日本とネパール生活との違いを感じずにはいられません。
たぶんネパールだけではなく、日本以外の国に住んでいる人なら皆似たようなことを感じるのではないかなぁと思います。
私が日本に帰国時に毎回感じる「日本ってすごい!」「どうして?」っていうことを今回は7つあげてみようと思います。
日本はどこもかしこも綺麗!
これはネパールのような、途上国から帰国した人なら誰しも感じることだと思います。
特に気になるのが次のことです。
生活水の質が良い
毎回日本に帰国して一回目のシャワーでは、「日本の水はなんて肌に優しいの~っ!」と感激します。
ネパールのシャワーからでる水とは、肌に触れる感覚がちがうんです。
柔らかくて、優しい匂いがします。
普段、ネパールでシャワーをしながら水質の悪さはほとんど感じていないのですが、日本に帰ってくると、その違いに改めて気づいてしまうようです。
玄関の靴が揃っている
なんのこと?と思うかもしれませんが、ネパール滞在経験のある方ならおわかりでしょうか。
ネパール人は靴をそろえません!
靴はそろえて置くものだという考えがまずないので、玄関先ではみんなが脱いだ靴が散乱していてぐちゃぐちゃです。
靴の上に他の人の靴がのっかっていたり・・・(まじめな話です)
日本の家の玄関は、靴が左右きれいにそろっていて当たり前ですが、久しぶりにその光景をみると、「おお~っ!」と感激してしまうのです。(ほんとに!)
ゴミが落ちていない
日本は掃除が行き届いているし、何しろゴミをポイ捨てするマナーの悪い人はほとんどいないですからね。
逆に日本からネパールに戻ってくると、あまりにゴミが落ちていることにまずがっかりしちゃいます。
トイレがきれいすぎる
これは他の国から日本へ帰国してきた人も感じるようです。
日本のトイレは世界一綺麗!とか。
ネパールのトイレは用を足して一刻も早く立ち去りたいといつも思いますが、日本のトイレはびっくりするほどくつろげます。
日本の従業員・店員が親切すぎ!
日本のお店で働いている方たちはいつも笑顔で親切ですよね~。
そんなに気をつかわなくてもいいですよ~!って言いたくなるくらいです。
ネパールの店員は大抵は不愛想(時々、親切な店員さんもいますが)。
どうしてそんなにえらそうなのか不思議な人もたくさんいて、日本に帰国するたびにネパール店員との極端な差に驚きます。
そして、お客さんの前では常に「親切で感じよく」していなくてはならない日本の仕事は、大変だなぁとも思います。
日本は買い物天国!楽しい場所ありすぎ!
日本に帰ると出費がとんでもないことになります。
だって、欲しいものがたくさんあるから~!
ネパールでは買い物にいっても、お金を払ってまで欲しいものはなかなかみつかりません。
ネパールに住むようになって物欲が一気になくなりました。
その点、日本は違います。
便利なもの、丈夫なもの、デザインの好みが合うものなど、すぐに欲しいものがみつかります。
観光や子供の遊び場所にしても、日本では飽きることがありません。
ネパールという国から来たせいもあると思いますが、日本は公園やショッピングセンターのプレイルームなど、子供が遊べる場所がたくさん。
どこでも、一日中遊んでいられるくらい充実していると感じます。
日本は食べ物が美味しい!
日本の食べ物が海外のものに比べて優っているとは思いませんが、日本で生まれ育った日本人の私には、日本の食べ物がやっぱり一番美味しく感じます。
ネパールではほとんど口にできないものを中心に選んで食べます。
新鮮な焼き魚・刺身・寿司・やわらかいパン・ケーキ・豚肉・牛肉・うどん・そば、などなど。
帰国時は毎回、どうしても体重UPしちゃいますね・・・
日本は人と人との距離感が広い
人間関係がとてもディープなネパールに長く住んでいると、日本人の距離感が逆に不思議になります。
日本では見知らぬ人とはほとんど話しませんよね。
私も以前日本ではそうだったんですが、ネパールでは近くにいる人と誰彼かまわず話すようになりました。
その感覚で日本に帰ると、ちょっと違和感を感じてしまいます。
若干さみしくなったりもしますが、数日で「日本の方が気楽だ」と思い始めます。
ネパールで毎日人に囲まれて生活している日本人で、久々に日本に帰り、「おお~誰も干渉してこない!イエィー!」なんて、変な開放感を感じるのは私だけでしょうか。
日本は子供に無関心
残念ながらこれはマイナスな感想。
日本の子供に対する対応は寂しいですよ。とっても。
ネパールと日本の子供に対する大人の態度が違いすぎます。
日本でも田舎の方だとまた話は違ってくるかもしれませんが、日本の大抵の場所では初対面の子供に対して積極的に関わろうとしてきません。
ネパールでは娘と歩いていると、3分に1回は見知らぬ人に話しかけられているような感覚です。
ネパール人の多くは子供と遊んだり話したりすることが大好きです。
それはそれで毎回対応するのが面倒なんですが、日本での子供に対する無関心さはネパールに慣れた現在では、びっくりするほど寂しいものがあります。
まとめ
と、いうわけで一部を除いてほとんどが日本を絶賛する形になってしまいましたね~。
決してネパールを非難しているわけではありませんが、一時帰国するたびに思います。やっぱり日本は最高!です。
次の帰国が待ち遠しくてたまらない私です。