ネパール料理の代表と言えば、ネパール人が愛して止まない「ダルバート」が一番でしょう。
でもダルバートって、
- 「タルカリ(カレーの野菜炒め)」
- 「サグ(葉物のおかず)」
- 「アチャール(漬物)」
- 「ダルスープ(豆のスープ)」
以上の種類がそろって1セットな感じなので、全部つくるのは、はっきり言って面倒くさい!
ということで、もともと料理好きでもない面倒くさがりな私は本格的なダルバートはめったに作りません。
毎日2食、せっせとダルバートを作っているネパール人の皆様は尊敬しちゃいますよ。ほんとに。
それでもネパールに住んでいるからには時々ネパール風カレーが食べたくなるのが普通です。
旦那や娘も基本は日本食好きですが、たまに「カレー(ネパール式)が食べたい」とリクエストしてきます。
簡単ネパールカレーを作ってみよう!
マサラスパイスを使ったネパール料理は食べたいが、ダルバートを作るのは面倒・・・
そんなときは、だれでも簡単にできるシンプルなネパールの野菜カレーがおすすめです。
我が家では、冷蔵庫に野菜が中途半端に残っているときなどに、冷蔵庫の整理がてら、このカレーを作ることが多いです。
簡単ネパールカレー 材料(大人2~3人分)
<スパイス>
- ガラムマサラ 大さじ2(今回はコリアンダーとクミンのミックス)
- ターメリック 小さじ1/2(入れすぎると独特な味がするので注意!)
- クミンシード 小さじ1
- フェネグリーク 小さじ1/2
- チリパウダー お好みで少量
<野菜>
※冷蔵庫に残っている野菜を適当に使用
- ジャガイモ 2個
- おくら 3本
- いんげん 4本
- 人参 1/2本
- ピーマン 1/2個
- 玉ねぎ 1個
- ミニトマト 2個
- ニンニク 4片
- 青唐辛子 2個
今回は大人用なので、唐辛子は2つ入れて辛目にしました。
野菜の切り方は適当です。食べやすい大きさ、好きな形に切ってください。私は料理に時間をかけたくないので、火が通りにくいジャガイモ、人参はできるだけ薄切りにします。
簡単ネパールカレー 料理手順
プライパンにサラダ油を大さじ1~2入れます。
熱くなったらクミンシードとフェネグリークを入れます。
そのままパチパチという音がして少し香りが立つまで待ちましょう。
※カレーと言えば底の深いカレー鍋を使うイメージですが、私はネパールカレーを作るときはフライパンのことが多いです。
ネパールカレーは最初にじっくり炒める必要があるのですが、鍋だと全体を炒めるのに時間がかかるからです。フライパンの方がやりやすいです。
次にニンニクと玉ねぎを入れて炒めます。
カレー料理では最初にじっくり玉ねぎを炒めるのが美味しさのこつですが、あめ色になるまで炒めるのは面倒なので、だいたい火が通ってしんなりしてきたらOKです。
にんにく、たまねぎは焦がさないように注意!
トマト以外の残りの野菜を入れて炒めます。
5分くらい炒めて野菜全体がなじんで来たら残りのスパイスを全ていれます。
塩もこのタイミングで小さじ1程度入れます。
スパイスと野菜を一緒に混ぜて、野菜の水気がなくなってきたころに残っていたトマトを入れて一緒に炒めます。
しばらくの間、野菜をどんどん炒めていきます。
ここでじっくり炒めるか適当に炒めるかで、出来上がりの味が全然変わってきます。
ズボラな私もここでは真剣に炒めまくります。
10分以上しっかり炒めたら、水を入れます。
水の量は適当です。(2~3カップくらい?)
煮込んでいる途中で足りなくなったら足していくので、とりあえず野菜ひたひたくらいまで入れておきます。
水を入れたら蓋をして、中火で15分~20分くらい煮込みます。
ゆっくり煮込むというより、沸騰状態でぐつぐつと煮込んだ方が美味しくなります。
野菜が完全に柔らかくなり、全体的にとろみが出て来たら火を止めて出来上がり。
途中で水が足りなくなったら足していって大丈夫です。
味見もしながら、塩で調節していきましょう。
スープの量がお好みのところで煮込むのをやめてください。
盛り付けていただきます。
他に一品つくるのが面倒だったので、ゆで卵と野菜の輪切りを添えました。(ネパールで野菜の輪切りは一般的です。)
お米は前の晩の日本米タイプのが残っていたのでそれを使いましたが、ネパール米やインド米があるならその方が断然合います。
また、ネパール人は前日の残り物を極端に嫌う人が多いです(日本人に比べて)。できれば炊きたてごはんでいただきましょう(当たり前!?)
さて、今回の記事の中で「適当」「面倒」という言葉が何回も出てきましたね(笑)。 いかに私がズボラ主婦なのかおわかりかと思います。
そんな私でも簡単にできてしまうネパール風カレーですので、初めての方でも大丈夫です。
気が向いた方はぜひ作ってみてくださいね。
全て日本でも手に入る材料です。
こちらで大抵のスパイスが手に入ります
・スパイス専門店 アメ横大津屋
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