【ネパール人の衛生観念】ネパールで気を付けたい感染症とは

ネパール生活 ネパールの生活・習慣
スポンサーリンク

ネパール旅行や移住の際に、衛生面について不安な方も多いのではないでしょうか。

単刀直入に言いますと、ネパールはかなり不衛生な面がみられます。

ネパールで生活中の私が感じる、ネパール人の衛生観念についてお話したいと思います。

ネパール人の衛生観念は低い

ネパールの様子

ネパール人の衛生観念は日本人に比べるとはるかに低いです。

日本人に潔癖傾向の人が多すぎると考えることもできますが、一般的な日本人がネパールに訪れた場合は、ほとんどの人がネパール人(ネパール)との間に衛生観念の差があると感じるはずです。

私がネパールに住んでいて衛生観念の違いを感じるのは次のようなことです。

  • お風呂(シャワー)に入る頻度が少ない
  • トイレ時におけるお尻の拭き方の習慣(素手を使う)
  • 放置されているゴミの山
  • 手で鼻をかむ
  • タンやつばを公共の場でも吐きだす
  • 店頭の食べ物にハエがたかっている
  • 道に野良犬、牛など動物の糞尿
  • 飲料水・生活用水の設備が整っていない

もちろんネパール人の全員に当てはまると言う訳でありません。

普段から清潔を心掛けていたり、意識の高いネパール人の方もたくさんいます。

ただ私から見て日常的に目にする機会が多く、気になるのが以上の事柄です。

本当はまだまだあるのですが、キリがありませんのでこの辺にしておきます。

 

ネパール人の衛生観念の低さは、心がければ改善できるものだけでなく貧困のためやむを得なかったり、ライフラインの問題などで起きていることも少なくありません。

水道の設備が整っていないなどの理由も大きいと思います。

 

「ネパール人がシャワーをする回数が少ない」という件については別記事で理由などを紹介していますので、参考までにどうぞ。



ネパールに多い感染症と気をつけたいこと

野良犬

 

次に、ネパールの環境や不衛生が原因で起こりやすい感染症について紹介したいと思います。

狂犬病

ネパールでは都市部や地方の地域に関わらず、野良犬がたくさん存在します。

普通に過ごしていれば大人しくて何もしない犬がほとんどですが、万が一噛まれた場合には狂犬病が感染する可能性も否めません。

実際にネパールでは近年も狂犬病による死亡者が報告されています。

狂犬病は犬だけでなく、猫やサルなどの他の動物からも感染する可能性があります。

野生の動物には、不用意に刺激したり近づかないように気を付けたほうが良いでしょう。

マラリア・デング熱

感染者の数は減ってきているようですが、現在もネパールでの発症は確認されています。

去年(2019年)にはデング熱が流行しているとのことで、注意喚起の連絡が在ネパール日本大使館から送られてきました。

ネパールの建物は隙間だらけのものが多く、室内にも多くの蚊が入りこんできます。

都市部ではそれほど心配する必要はないと思いますが、流行している地域に訪れる場合は、蚊に刺されないような対策が必要です。

胃腸炎

ネパール旅行者につきものなのが下痢・・・とよく聞きますが、本当に結構な割合でお腹を壊す人が多いです。

それは、感染症ではなくただの食あたりや環境の変化が原因の場合もあるのですが、細菌が原因の胃腸炎も多くみられます。

実際に私の娘も一度だけ経験しています。

ネパールは水の状態が悪く、飲料水からの感染の例も報告されています。

ウォーターサーバーに入っている水の場合も、一旦煮沸してから飲むなどの手間を掛けた方が安心です。

個人のお店の野菜や果物、肉などにハエがとまっていることもよくみかけます。

生のサラダもできれば避けて火を通したり、よく洗ってから食べるようにした方が良いですね。

 

参考:外務省HP

まとめ

ネパール

記事を書きながら、「ネパールに行ったら感染症になるかも!?」と怖がる人がいるのではないか・・・とちょっと心配になってしまいました。

でも私自身は十数年ネパールに住んでいても、感染症にかかった経験は一度もありません。

なので、必要以上に怖がることはないですよ。

ネパールに滞在予定の方は、ネパールにどういった病気が多いのかを把握しておき、日本にいるときよりも衛生面に注意するように心がけると良いでしょう。

 

タイトルとURLをコピーしました