今回はネパールのパーソナルスペースについて考えてみようと思います。
日本に比べるとネパールの人々の関係は濃厚です。
それはパーソナルスペースにもしっかりと表れてますよ!
パーソナルスペースって何?
ご存知だとは思いますが、念のためにパーソナルスペースについて説明しておきます。
パーソナルスペースとは簡単に言うと「他人に近づかれると不快に感じる空間」のことです。
一般的には下記のように言われています。
「パーソナルスペースは…」
- 個人の性格によって異なる
- 国や文化によって異なる
- 男性の方が女性よりも広い
- 親密な相手ほど狭い
世界的に言うと、アジアエリアはパーソナルスペースが狭いそうですね。
反対に北欧あたりはパーソナルスペースが広いことで有名です。
以前ツイッターで流れてきて驚いた写真なのですが、
フィンランドはパーソナルスペースがめっちゃ広いからバス停がこうなるっていう写真超すき笑 pic.twitter.com/z9IJVdHKdP
— _ (@__catnap__) February 17, 2020
これ、距離感にものすごい余裕がありますよね。
日本人はここまでではないにしろ、割とパーソナルスペースを広めにとりたい人が多いような気がします。
満員電車や混雑した場所では仕方ない面もありますが、十分なスペースがあるにも関わらず他人が近くに寄って来たら、不快だったり危険を察知する人もいるのではないでしょうか。
ネパール人のパーソナルスペースはどのくらい?
ネパール人のパーソナルスペースは日本人に比べると狭いです。
とにかく周りに人がいないと不安だし、寂しい気持ちになる人が多いように感じます。
バスを待っている時や、お店のレジで列を作っているときも距離感が近すぎます。
ピッタリくっついて、体が触れても気にしていないような人も時々います。
ネパールに来たばかりで若い女性なら「ん?痴漢・・・?」と勘違いしてしまうかも。
でも早まってはいけません。それが彼らのパーソナルスペースですので。
ネパール人のパーソナルスペースの特徴
- 他に十分な空間があっても、人のすぐそばに立つ・並ぶ
- すれ違う時やよけるときも、ギリギリの距離で通る(多少触れても平気)
- 広い会場で座席がたくさん空いていても、他人のすぐ横に座りたがる
あとは、親しい人同士の間になりますが、女同士で腕をくんで歩いたり男同士で手をつないで歩くこともあります。
男性同士が指と指をしっかり絡めている(カップルつなぎ?)姿をみると未だに違和感をおぼえますが、ネパールでは親しい証拠のようですね。
※男性同士の手つなぎは、以前に比べて減ったような気がしてます。
日本のパーソナルスペースに慣れていると、ネパールのパーソナルスペースが不快に思う人もいるかもしれません。(私も最初はそうでした。)
でもパーソナルスペースが狭いのは嫌なことばかりではないです。
そばにいる人同士で会話が始まったり、困っているとすぐに察して助けてくれたりといった良い点もありますよ。
ちなみにネパールでは、人だけでなく動物のパーソナルスペースも狭いと私は感じています。
野良犬は人間の脚にぶつかりながら歩いているし、車が来ても怖がらずによけないという場面をよく見かけます。
ネパール人のパーソナルスペースに慣れるには?
ネパール人のパーソナルスペースに慣れるためには・・・
う~ん、どうなんでしょうね。慣れるためには慣れるしかないというか(笑)。
長く住んでいると、なんとなくその国のパーソナルスペースがわかってくると思います。
「ネパールではここまで近づいても大丈夫だな」みたいな。
パーソナルスペースは生まれ育って自然に身につくものだと思うので、ネパール人相手に「距離が近すぎる!」と主張したところで「???」となるでしょう。
ネパールにいる間はネパール人のパーソナルスペースに合わせて生活するのが自然なことではないでしょうか。
ただ、自分がどうしても不快に感じるのなら我慢する必要もないと思います。
私は結構はっきり言っちゃう方かもしれません。
「もう少しずれてくれない?」とか。
あとは自分で納得するスペースを確保するようにしたり。ですかね。
まとめ
「ネパール人は日本人に比べてかなりパーソナルスペースが狭い」
これを覚えておけば、日本に住んでいるあなたも「あのネパール人、何だかいつも自分に近寄ってくる・・・」と、不思議に思うこともなくなりますよね。
ネパール人は基本的に周りに人がいるのが大好き!
物理的な距離感もそうですが、心の距離感もぐいぐい近づけてきますよ。
そんな人懐っこいところがネパール人の魅力でもあるのです。