日本では子供の生後100日にお食い初めのお祝いをしますが、ネパールにも同じような習慣があります。
「パスニ」と呼ばれるもので、生後6ヶ月頃に親戚や知人を集めてお祝いをします。
カトマンズにはたくさんの親戚がいるので、私もパスニにお呼ばれすることが時々あります。
自宅だったり、パーティー会場だったり、その時によって場所や規模は様々です。
ネパール式お食い初め「パスニ」の様子
。
お祝いは、近い親戚だけで地味目に行うものや、パーティー会場を貸し切って豪華に行うものまでそれぞれです。
でも人間関係の濃いネパール。
自宅で小規模にお祝いする場合でもかなりの数の来客があります。
来客は赤ちゃんのおでこに赤いティカをつけ、お祝いのプレゼントやお金を渡し、ちょっとした食べ物(おかゆ、ヨーグルト、甘いお菓子など)を食べさせます。
日本のお食い初めは生後100日で、まだミルクしか口にできないため、食べさせる真似だけですが、 こちらでは、もう6ヶ月ですから柔らかいものなら実際に食べることもできます。
招待客がたくさんいるので、次から次へと口に入れられ可愛そうな赤ちゃん・・・
といった印象を毎回うけます。
結構な勢いで「カウ、カウ(たべてたべて)」と食べさせられていますが、後で体調が悪くならないか、いつも心配になります。( さすがに途中からは食べさせる真似だけになりますが)
夏場でも厚い衣装を着せられている上に、大勢の人の熱気で不機嫌になり 終始、泣いたりぐずったりしている赤ちゃんもいます。
赤ちゃんのお祝いだけど、赤ちゃんのご機嫌は二の次。
人づきあいが重要なネパールでは、 赤ちゃんを披露することに意味があるのです!
生れた時からこんなにたくさんの人に囲まれ、たくさんの人の中で育つから、 人が大好きで、コミュニケーション能力の高い大人になるんだろうなぁ。
としみじみ思っちゃいます。
一通りの儀式が終わったら、カジャなどの食事をご馳走になり、お客さんは頃合いをみて帰るような感じです。
お疲れさま、赤ちゃん!
私はネパール人の親戚が大勢集まる場所は苦手なので やることが済んだら、即退散! のパターンです(笑)
こういった行事に参加するのは大変ですが、小さなころから知っている親戚の子供たちがどんどん成長していく姿を見守るのは 結構、感慨深いものがあります。
親戚たちがFacebookに投稿した子供の様子を見るも、私の楽しみの一つです。
ネパールの赤ちゃん、本当に可愛いです!
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