ネパール最大のお祭りダサインとは?2025年のスケジュールもわかりやすく解説!

ネパールの生活・習慣

ネパールで一年のうちでもっとも盛り上がるイベントといえば「ダサイン」。

日本でいうお正月のような位置づけで、家族や親戚が集まり、伝統的な儀式やごちそうを楽しむビッグイベントです。

私もネパールに住んでから初めて体験したときは、ネパールの人々のダサインにかける熱気に驚きました。

この記事では、そんなダサインについて、意味や由来から、今年のスケジュール、現地のリアルな過ごし方まで、わかりやすくご紹介します。

 

筆者
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ネパールの文化をもっと知りたい人は必見です!

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ダサインってどんなお祭り?意味と由来をやさしく解説

ネパールで「ダサイン(Dashain)」と聞いたら、誰もがワクワクする一大イベント。

毎年秋に行われるこのお祭りは、ヒンドゥー教の女神ドゥルガーが悪を倒したことを祝う、いわば「勝利のお祭り」です。

ドゥルガー女神とマヒシャスラの神話がベース

ダサインの由来は、ヒンドゥー教の神話に登場する「ドゥルガー女神」が、悪の象徴である水牛の魔王・マヒシャスラを倒した物語から来ています。

この戦いは善と悪の象徴的な対決で、ドゥルガーの勝利が「正義が勝つ」という強いメッセージとして受け継がれています。

家族の絆を深める、大切な時間

ダサインのもう一つの大事な側面が、「家族との時間」。

都市で働いている人たちも、遠くの村に住む親や親戚のもとへ帰省して、みんなで一緒に過ごします。

特に「ティカ」と呼ばれる赤い粉とお米の儀式では、年長者が若い世代に祝福を与えるので、家族の絆がグッと深まる瞬間です。

約15日間にわたる長いお祭り

ダサインは一日だけで終わるお祭りではなく、なんと15日間も続きます!

その中でも「ガタスタパナ」から始まり、「フールパティ」「アシュトミ」「ナワミ」「ダシャミ」など、日ごとに意味のある儀式や行事が行われていきます。

中でも「ダシャミ」は最も重要な日で、祝福のティカを受けるのがこの日です。

ネパールに住んでいると、街中の装飾や雰囲気、スーパーに並ぶ大量のヤギ(←ダサイン中のごちそう)を見て、「ああ、今年もダサインが来たな〜」と季節を実感します。

2025年のダサインはいつ?注目の日程をチェック!

「ダサインっていつ頃?」とよく聞かれるのですが、実は毎年日程が少しずつ変わります。

ネパールでは太陰暦(ビクラム暦)をもとにお祭りの日取りが決まるため、毎年チェックが必要なんです。

2025年の主なスケジュール(予定)

2025年のダサインの主な日程を一覧にしました。

日付(2025年) 行事名 内容
9月22日(月) ガタスタパナ お祭りのスタート。神聖な壺を置いて、苗(ジャマラ)を育て始めます。
9月28日(日) フールパティ 女神ドゥルガーを迎える日。バナナの葉などが家に運ばれます。
9月30日(火) マハーアシュトミ 祭りの盛り上がりがピークに。ヤギや水牛の生贄が捧げられます。
10月1日(水) マハーナワミ 戦いの最終日。武器や乗り物などに祝福を与えます。
10月2日(木) ビジャヤ・ダシャミ 一番大事な日。年長者からティカとジャマラを受けて祝福されます。
10月6日(月) コジャガット・プルニマ 最終日。女神ラクシュミに富と幸運を願います。

9月22日~10月6日の間がダサイン期間ですが、最も盛り上がるのが10月2日です。

この時期のネパールはどうなる?

この期間、学校は長期休みに入り、オフィスやお店もお休みムードになります。

交通機関は混み合い、国内移動する人が一気に増えるので、チケットの手配は早めが鉄則。

都市部でもシャッターが閉まったお店が多くなり、のんびりとした空気が流れます。

ネパールに住んでいると、バスに乗れない、タクシーが捕まらないということも。

ダサイン期間に旅行や滞在を考えている人は、ぜひスケジュールを参考にして、うまく計画を立ててくださいね。

ダサイン期間中に見られるユニークな風景と習慣

ダサイン2025

ダサインが近づくと、ネパールの街はガラッと雰囲気が変わります。

在住者の目線でいうと、「ああ、今年もこの季節が来たな〜」とちょっとワクワクしてくる、そんな時期です。

街じゅうに広がるジャマラと赤いティカの風景

ダサインといえば欠かせないのが、額に付ける「赤いティカ」と、麦の苗「ジャマラ」。

ビジャヤ・ダシャミの日には、家族全員がきれいな服を着て、年長者からティカとジャマラをもらいに行きます。

このティカ、実際に見るとかなり大きくてインパクトあり。

道を歩くと、ティカ姿の人々とすれ違うのがなんとも華やかです。

鳥やヤギなどの「生贄文化」も現地ならでは

ちょっと驚くかもしれませんが、ダサインでは伝統的にヤギや鶏などの動物を生贄として捧げる風習があります。

これは悪を倒す女神ドゥルガーに感謝を捧げるための儀式の一部。

地方では今もこの風習が根強く残っていて、朝から鳴き声があちこちから聞こえてくることも。

現代的な都市部では控えめになってきているものの、スーパーではヤギ肉コーナーが拡充されていたりして、季節の訪れを感じます。

大型ブランコ「リンガ(ピンギ)」が登場!

この時期になると、田舎の空き地などに巨大な木製ブランコ(ピンギ)が出現します。

地元の子どもたちが集まって、楽しそうに大きく揺れる姿は、ダサインならではのほっこり風景。

観光客でも「乗ってみる?」と声をかけられることがありますよ。

現地の人はどう過ごす?ダサイン期間中の過ごし方

ネパールのティカ

ネパール最大のお祭りダサインの期間中、現地の人たちはどんなふうに過ごしているのでしょうか?

在住者として見ていると、日本の「お正月」に近い雰囲気を感じることがよくあります。

ここでは、ダサイン期間中の典型的な過ごし方を紹介します。

実家に帰省して、家族とゆっくり過ごす

ダサインは「家族の絆を深めるお祭り」と言われていて、多くの人が仕事や学校を休んで故郷へ帰ります。

普段カトマンズなどの都市部で働いている人たちも、この時期ばかりはバスや飛行機で長距離移動。

交通機関が混雑するのも毎年の風物詩です。

毎日のようにごちそう!食事が豪華になる時期

ダサイン中は、食卓がとにかく豪華!ダルバート(ネパールの定食)に加え、肉料理、特にヤギ肉のカレー(マトンカレー)が定番中の定番です。

普段はベジタリアンが多い家庭でも、この時期だけは特別に肉を食べるというケースも。

親戚の家を訪ね合いながら、毎日パーティのような日々が続きます。

新しい服を着て「ティカ」を受ける儀式に参加

ビジャヤ・ダシャミの日には、年長者が家族や親戚にティカとジャマラを授けていきます。

このとき、新しい服を着るのが一般的で、街中の洋服店もダサイン前にはセールを開催。

子どもたちが新しい服を着てうれしそうにしている姿を見ると、ほっこりした気持ちになります。

宗教的な儀式に参加する人も

ヒンドゥー教徒が多いネパールでは、家庭内や寺院での儀式も行われます。

ドゥルガー女神を祀るプージャ(礼拝)は、特に敬虔な家庭では重要なイベント。

朝早くからお供え物を準備し、家族全員で祈りを捧げる様子はとても神聖です。

ダサイン期間中のネパールの様子は?旅行者向けのリアル事情

ネパールのダサイン、現地はどんな雰囲気なの?って気になる方、多いと思います。

ここでは旅行者や在住者の目線で、「ダサイン中に気をつけたいこと」や「現地との付き合い方」など、リアルな体験を元にご紹介します。

店が閉まる!交通機関が止まる!?思わぬ不便も

ダサイン期間中は、想像以上にネパール全体がスローペースになります。

特に「ビジャヤ・ダシャミ」の前後数日は、ほとんどの店が閉まり、バスやタクシーの本数も激減。

地方に帰省する人が多いため、都市部の道路はガラガラになる一方、バスチケットは争奪戦!

コンビニや小さな商店も閉まることが多いので、旅行者や在住者は食料や日用品のストックを早めに準備しておくのが鉄則です。

ダサイン中に旅行はできる?気をつけたいこと

「ダサイン中に旅行したい!」という方もいると思いますが、正直なところあまりおすすめではありません

観光施設が休業していたり、バスや航空券が満席で動けなかったりと、なにかと不便です。

ただし、自然を楽しむ旅(山や村など)であればのんびり過ごせる可能性も◎

ローカル色の強いお祭りを体験するチャンスとしては貴重なので、目的次第ではアリです。

とにかく事前リサーチとスケジュールの余裕が大切!

外国人でも参加できる?地元の人との付き合い方

ダサインは家族中心のお祭りですが、外国人でも歓迎される場面は多いです。

特に在住者や、現地に知り合いがいる人は、ティカをもらったり、ダサイン料理をごちそうになったりするチャンスがあるかもしれません。

ポイントは、「こちらから積極的になりすぎないこと」。招かれたら感謝の気持ちを込めて参加する、くらいのスタンスがちょうどいいです。

服装も少しきちんとしたものを選ぶと、印象がグッと良くなりますよ。

ダサインの食文化って?|ごちそう&お祝い料理の紹介

ダサインといえば、ネパール最大のお祭り。家族や親せきが集まって過ごすこの時期は、食卓も豪華です。

普段は質素な食生活が多いネパールでも、ダサインだけは特別!

ここでは、そんなダサイン期間の「ごちそう事情」や「料理に込められた意味」をご紹介します。

ヤギ肉料理はマスト!

ダサインの食卓に欠かせないのが「ヤギ肉(カシ・コ・マス)」です。

祝日の前にヤギを一頭まるごと家族で買って、骨から内臓まで大切に使い切るのがネパール流。

カレーにしたり、炒めたり、バーベキュー風に焼いたり、食べ方もいろいろ。

少しスパイシーで香ばしい味付けが特徴で、お祝いムードを一気に盛り上げてくれます。

ヤギ肉はちょっとクセがあるけれど、慣れるとやみつきになる美味しさです。

セルロティやドヒ(ヨーグルト)も定番

ヤギ肉と並んで、ダサインの時期に登場するのがセルロティ(Sel Roti)

米粉と砂糖、牛乳などを混ぜて、ドーナツのような形に揚げたスナックで、外はカリッ、中はモチッとした食感がたまりません。

また、ドヒ(ヨーグルト)もお祝いの席には欠かせない一品。甘く味付けされたドヒは、食後のデザートとしてだけでなく、神様へのお供えとしても使われます。

ごちそうの背景にある「おもてなし文化」

ネパールでは、お客様を迎えるときや特別な日に「たっぷり食べてもらうこと=最大のおもてなし」とされています。

ダサインの時期になると、日頃はなかなか会えない家族や親せきが帰省してくるため、食卓はにぎやかに!

どんなに食材が高くても、少し無理してでも用意する。それがネパールの人たちの「心からの歓迎」の表れなんです。

もしあなたがダサインの時期に招かれることがあれば、ぜひ遠慮せず、たっぷりいただいてくださいね。

まとめ

ネパール最大のお祭り「ダサイン」は、家族と過ごす温かな時間と、特別なごちそうにあふれた特別な期間。

旅行者にとっては少し不便な面もありますが、現地の人たちの温かさに触れられる貴重な機会でもあります。

ダサイン期間中にネパールを訪れることがあれば、ぜひこの時期ならではの雰囲気を体験してみてくださいね。

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