【日本人主婦のネパール生活】シリンダーを使用するネパールのガス事情

ネパールの生活・習慣

 

日常生活で大切なものの一つに「ガス」があります。

日本では「都市ガス」「LPガス(プロパンガス)」のどちらかを使用していると思いますが、日常的に自分自身で目にすることはほとんどないですよね。

日本はプロパンガスも業者の人が全部設置してくれますし、ガスを使いたいときはスイッチをを押したりひねったりするだけですぐに使えると思います。

でも・・・

ネパールで使用しているガスは、日本のように便利なものではありません。

ネパールで使用するガスシリンダーってどんなもの?

ネパールではこのようなシリンダータイプのガスが使用されています。

gas

 

ネパールのガスシリンダーの特徴

  • 値段は1本1500ルピー前後(時期によって変動)
  • 専用のレギュレータでコンロやシャワー機器などと接続して使用する(自分でも設置可能だが、最初は業者にやってもらった方が安心)
  • 一般的な家庭のキッチンで使用した場合、1本で2~3ヶ月使用できる(家庭の人数によりかなり差はありそうだけど)
  • 使用期限が書いてあり、数年はストックできる
  • 残り少なくなってくると、でてくるガスの質が悪くなり、鍋の底は真っ黒になる
  • 中のガスを全て使いきったら、業者に連絡して新しいシリンダーと交換してもらう

我が家の場合は、料理時間がそれほど長くないので、1本で3~4ヶ月は持ちますね。

シャワー室に設置してあるガスは1年以上使っている気がします。(というのも、普段はソーラー熱でお湯を使用して、天気の悪い日と寒い季節にしかガスを使っていないので)

一応、シリンダーの上部に使用期限が記載されています。

見方を忘れてしまったのですが、だいたい数年は使えるのであまり気にしていません。



ガスシリンダーのデメリットについて愚痴る

ガス使用

 

ネパールのガスシリンダー、日本のガスシステムに比べたらかなり面倒。

愚痴りたいことはたくさんあります。

自分で交換するのが面倒

ガスの中身がなくなりそうな頃は何となく勘でわかりますが、朝の忙しい朝ごはんの支度時に急に切れたりすると最悪です。

重たいシリンダーをよっこらしょ~どっこいしょ~と運んで、設置しなくてはなりません。

うちの場合はシリンダーの設置場所がコンロの下の戸棚なのですが、そこから引っ張り出して新しいのと交換するのはかなり力がいります。

 

シャワー室のガス交換はもっと焦ります。

髪の毛洗っている途中で切れたりしますからねー。

運が悪いと、裸の状態で「寒い寒い」言いながらシリンダー交換する羽目になります。

ガスの質が悪い

もともと質は悪いと思うのですが、残り僅かになってきた最後の1~2週間は本当にひどいです。

ガスを使用したフライパンや鍋の底にはすすがこびりついて真っ黒です。

鍋を洗うときは手も真っ黒。

ただでさえ皿洗いが嫌いなのに、テンション下がりまくります。

新しい鍋類もすぐに見た目がみすぼらしくなってしまうし、どうにかなんないでしょうかね。

業者とのやり取り

ネパールあるあるですが、新しいガスを持ってきてほしくて業者に連絡しても「明日の朝持って行くよ~」といいながら一向にくる気配なし。

数ヶ月分はストックしてあるので、すぐに持ってきてもらわなくても困ることはないのですが、来るといわれたら待っているわけですよ。(この辺は長年住んでも日本人感覚が抜けない)

しかし待っていてもこない。

もういいや、と思って外出するとその間に来たらしく「持ってきたのにいなかったからさ~」って。

いや、それ約束した時間じゃないし(笑)。

ガスのストックには余裕を持って連絡するのが必須です。

時々起こるガス不足

いつでも業者からガスを配送(だいたい自転車にのせて持ってくる)してもらえるなら良いのですが、時々ガス不足なるものが発生します。

ネパールのガスは主にインドから輸入しているのですが、何か問題が起こるとネパールにガスが入ってこない状態になってしまいます。

ガス業者に連絡しても、「いつになるかわからない」「ガスが来たらすぐに届けるよ」と言われるだけで、一体いつ来るの~と不安になります。

大抵はすぐに問題が解消されることがほとんどなのですが、2015年の秋ごろに大きなガス不足が起こったことがあります。

原因は確か、ネパールの新憲法の内容にインドが納得できず、関係が悪化したんだったかな。

その時インド政府は、ガスだけでなくガソリンの輸出も禁止しました。

この時は本当にガスもガソリンも手に入らなくなって大変でしたね。

それでも闇ルートというものが存在し、高額だけど仕方なしにそこからガスを買った思い出が。

その時は電気コンロや電気プレートも売れてましたね。

まぁ、心配はしていても何とかなるものです。

ただその時のガス不足以来、多めにガスシリンダーを自宅にストックしておくようにはしています。

まとめ

ネパール生活

 

生活面では日本ほど便利ではないネパールですが、おかげで非常事態に対しても動じなくなってきました。

ガスの交換は面倒だけど、不足しないで使えているだけ幸せなんだなぁとも感じます。

ネパールに住むと色んなことにありがたみを感じますね。いいのか悪いのか。

これからも筋トレだと思って、重たいガスシリンダーの交換を頑張りたいと思います。

 

 

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