ネパール人に多い「ベジタリアン」「ビーガン」についての理解

ネパールの生活・習慣
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日本ではあまりベジタリアンの人と出会う機会がないと思うので、ベジタリアンの人がどういったものを食べて、どういったものを食べないのかはっきり知っている方も少ないと思います。

そして、日本ではベジタリアンの人に対しての理解も浅く、「ちょっと変わった人?」という偏見を持っている人も多いと聞いたことがあります。

実際に私も日本にベジタリアンの友人が一人いますが、一緒に食事をするときは場所に困ったりメニューに悩んだりするので、「ちょっとメンドイ・・・」というのが正直な気持ちだったりします。

日本では諸外国に比べてベジタリアンが少なく、ベジタリアン専用のレストランやメニューもほとんどありませんよね。

でも、ネパールではかなりの割合でベジタリアンに接することがあります。

ネパール人にはベジタリアンが多い

ネパールに住むようになってから、周りを見渡すと結構ベジタリアンが多いことに気が付きました。

レストランでも「ベジタリアン」「ノンベジタリアン」によってメニューの記載がわかれているのは普通ですし、何か注文しても「ベジ?」「ノンベジ?」と聞かれることも多いです。

 

ネパールの結婚式では場所によって、ベジタリアンとそうじゃない人で食べる場所が分かれていることもあります。

日本に比べて、ベジタリアンに対しての対応が徹底しています。

日本ではあまり意識しなくていいかもしれませんが、ネパールに遊びに来る機会があったり長期滞在するのあれば、周囲のベジタリアンがどういう食生活なのか把握しておいたほうがいいと思います。

ベジタリアンって何を食べるの?

ベジタリアンが野菜中心の食生活というのはなんとなく知っている人も多いでしょう。

ベジタリアンとは一言で「菜食主義者」のことを表す言葉です。肉・魚といった動物性の食品は食べません。

食べるものは、主に野菜・芋類・豆類・フルーツなどの植物性の食品です。

但し、ベジタリアンにも色々な種類の人がいて・・・

「肉はダメだけど魚はOK」「卵はOK/NG」「乳製品はOK/NG」などそれぞれのタイプがあります。

家族に色んな種類のベジタリアンがいたら本当に大変だと思いますが、個人の思考や宗教・体質によるものなど理由があるため、尊重しなくてはなりません。

ネパールでは割と自然に溶け込んでいる食習慣なので、周りのベジタリアンじゃない人たちも当たり前に受け入れています。

 

 

ベジタリアンとビーガンの違い

ベジタリアンは「魚は大丈夫」「乳製品は大丈夫」というように、一部の動物性食品はOKという場合がありますが、動物性の食品は全てNGという人たちもいます。

そういった「完全菜食主義者」のことをビーガン(Vegan)といいます。

ビーガンの人たちは肉・魚はもちろん、卵・乳製品といった動物性の食品を一切摂りません。

中には動物が由来している製品(毛皮・レザーのもの)も、一切身につけないという人もいるそうです。

私はまだ会ったことはありませんが、そこまで厳格だと大変そうですね・・・

 

ベジタリアンの人に対して気を付けること

ベジタリアンの中でも人によって食べられるものが違ってくるので、一緒に食事をする機会が多い場合は、相手のNGなものはしっかり把握しておいた方がいいと思います。

気を付けていないとうっかり相手のNG領域に踏み込んでしまうこともあるので・・・

私はネパールに住んで間もないころ、肉を口にしない家庭のまな板を借りて、そのまな板の上で自分たちの食べる分の肉を切ったことがあります。

直接肉を食べる訳じゃないからいいだろう・・・と軽く考えていたのですが、肉を口にするのに抵抗のある人にとっては、一度でも肉が触れたまな板は使えなかったようです。

これは一例なので、「まな板くらいなら大丈夫」というベジタリアンもいるだろうし、その辺は個人差があると思います。難しいですよね。日本では考えられません。

補足ですが、家族がなくなるとベジタリアンじゃなくても一年間は肉を食べないという習慣がネパールにはあります。(※民族や年代、個人の考えもあるので一概には言えませんが・・・)

 

ネパール・ネパール人と縁のある方は、ベジタリアンについて理解を深めておくと良いかもしれません。

 

 

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