本日はネパール人の挨拶の仕方について。
ネパールと言えば代表的な挨拶は胸の前で手を合わせて「ナマステ」だと知っている人も多いと思いますが、日常的に使っているのはそれだけではありません。
「ナマステ」だけでも困りはしませんが、他の挨拶の方法も知っておくと便利だと思いますので簡単にまとめてみようと思います。
ネパール人の挨拶 出会った時は・・・
まずは基本。出会いの挨拶について。
日本人もそうかもしれませんが、ネパール人も相手との関係性によって、挨拶が少し変わることがあります。
ナマステ
最初はこれだけ知っていれば大丈夫です。
発音も難しくないし、笑顔で「ナマステ」と挨拶すれば、好印象。この時、胸の前で両手を合わせるとさらに礼儀正しさが増します。(日本でいうと、口だけでなく深くお辞儀をしながら挨拶する感じ?)
「ナマステ」はとても便利な言葉です。
「おはよう」「こんにちは」「こんばんは」の区別がなく、どんな時間帯でも使うことができます。
同じように使える言葉に「ナマスカール」もありますが、こちらは少しかしこまった、公式(?)な感じです。
※「ナマステ」は別れ際の「さようなら」にも使えます。
サンチャイ フヌフンチャ?
「元気ですか?」の意味です。
「サンチャイ フヌフンチャ?」は尊敬語なので、年下や友人には「サンチャイ チャ?」を使います。
気軽な感じだと「サンチャイ?」だけでもOK。
カナカヌバヨ?
よく会う人や、身近な人に対しては会うたびにいちいち「ナマステ」や「サンチャイ」は使いません。
よく聞くのが「カナカヌバヨ?」です。
意味は「ご飯食べましたか?」になります。。
「カナカヨ?」だと「ご飯食べた?」とフランクな感じに。
ネパールでは日常的によく使われている挨拶ですので、「カナカヌバヨ?」と聞かれたら「カイサケ」(食べた)か、「カイサケコチャイナ」(食べてない)で返事をしましょう。
ネパール人の挨拶 別れる時は・・・
別れの挨拶は、特に「これ!」というのはないですね。
その場の雰囲気で使い分ける感じでしょうか。
ナマステ
「ナマステ」は出会ったときの挨拶同様、別れの挨拶としても使えます。
マ ジャンチュ
直訳すると「私、行きます」の意味です。
使う人もいますがちょっと直接すぎる印象があるかもしれません。
アバ、 ジャニ
これは軽い感じ。「じゃ、行くね」と自然に去っていくようなイメージ。
フェリ ベトゥンラ
「また会おうね」という意味です。
これ、相手との関係によっては使うとおかしい場面もあるので私も使い慣れていないのですが、旅行者が使うなら問題ないと思います。
ネパール人の挨拶 その他の場面では・・・
他にも挨拶の場面は色々あります。
お礼をいう時
ネパール語で「ありがとう」は「ダンネバード」です。
深く感謝を表したいときは「デレイデレイダンネバード」。
でも最近はネパール語の「ダンネバード」より英語の「Thank you」の方が耳にする機会が多いです。
謝る時
「ごめんなさい」にあたるネパール語は「マァフガルノス」ですが、まず使いません。英語の「Sorry」が一般的には使われています。
寝る時
寝る前の挨拶は「スバ ラットリ」です。でも、言っているネパール人をみたことがありません。寝るときに挨拶自体をしないネパール人が多いと思いますが、挨拶したいなら「Good night」で大丈夫です。
食事の時
「いただきます」「ごちそうさま」のような直接的な表現の挨拶はありません。
学校などでは、食前に手をあわせて「神様ありがとう・シスターありがとう」などの挨拶をするとこともあるようですが、一般家庭では見たことがありません。
もしネパール人のお宅に招待されて食事を出された場合は、美味しそうにいただき、食べた後にはニッコリお礼を言えば良いのではないでしょうか。
まとめ
以上、ネパールの挨拶についてまとめてみました。
文章で挨拶の雰囲気を伝えるのは難しいので、やっぱり実際にネパール人と話してみるのが一番だと思います。
身近にネパール人の知り合い・友人がいる方はぜひ試してみてくださいね。
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