ネパールに長く住んでいると、特に危険を感じることもなく、普段の生活が流れていきます。
でも、ネパールって初めて訪れる人や慣れていない人にとって「安全な国」とは言えないかもしれませんね。
日本とはまるで違う環境に心配になる人もいると思います。
そこで今回は、ネパール旅行で気を付けた方が良いことを改めてまとめてみました。
ネパールに旅行や移住予定の方は、ぜひ参考にしてみてください!
ネパールの治安について
まずネパールの全体的な治安については、以前に記事にしていますので気になる方は読んでみてくださいね。
一言でいってしまえば、ネパールは「意外と治安が良い」のではないかと思います。
とは言っても、世界一安全と言われている日本と同じように過ごしていると危険です。
ネパール滞在で注意すべきことは何?
ネパールで起こり得る危険についてまとめてみました。
盗難・スリ
自分だけは大丈夫・・・と思って気を抜いたころにやられてしまうのが盗難。(←経験談です)
カトマンズの街中はどこも人が密集しているので、貴重品はしっかりと身につけておきましょう。
特に公共交通機関や宿泊先などでは要注意です!
後ろからバイクで近づいてきてバッグをひったくる手口もよく聞きます。
バイクに乗った犯人に、金のネックレスをとられた女性を目の前で見たこともあります。
昼間でも油断できませんので、くれぐれもボーっと歩かないようにしましょう。
(と言いつつ、私はいつもボーっと歩いてますが、歩いてて盗難に遭ったことは今のところありません。)
食中毒・感染症などの病気
これはネパール旅行の洗礼とも言われていますが、下痢になる旅行者は実際に多いです。
特に衛生上問題がなくても、日本とは水質が違うので飲料水で下痢になることも考えられます。
ネパールが初めての方は、日本の使い慣れている薬を持参した方がよいかも。
雨季には感染症(破傷風・腸チフス・A型B型肝炎など)も増えますので注意が必要です。
※これらの情報は、様々なサイトで注意喚起されていますが、必要以上に怖がることはありません。
私の周りでは感染症になった人の話はほとんど聞きませんし、最低限のことに気を付けていれば大丈夫だと思います。
個人的には、感染症よりも下痢になる人が現実に多いような気がしてます。(軽いものを含めて)
バンダ(ゼネラルストライキ)やテロなどの事件
これも頻繁には行われるものではないのですが、知識としては知っておいたほうが良いです。
バンダが行われると、ストライキを起こしたグループが過激化することが度々あります。
旅行者には基本的に関係はないのですが、車を燃やしたり投石したりしている場所に近づくと、巻き添えに遭う危険性があります。
事件やもめ事が起こっていたら、野次馬にならずに離れるようにした方が良いですね。
自然災害
道路や建物の整備がしっかりされていないネパールなので、災害が起きると被害が大きくなることがあります。
特に雨季は川が氾濫したり、建物が浸水したりすることもよくあります。
National Heros in Action : Army rescuing the people who are trapped at Kuleshowr Flood 😮
Pic. Nisha Bhandari pic.twitter.com/HKloxPHM89
— RoutineofNepal Banda (@RONBupdates) 2019年7月13日
Continuous heavy rainfall & flooded Kuleshwor area 😮 #StaySafe
Pic. Sudip Thapa pic.twitter.com/5EjifryEoN
— RoutineofNepal Banda (@RONBupdates) 2019年7月12日
今年は洪水で被害者のニュースも流れていました。
土砂崩れも多いですね。
私は雨季には遠出しないようにしています。
災害とまでいかなくても、山道は雨で通行止めになることも多く、不愉快な目に遭うことが何度かあったので。
雨季は緑が生い茂ってキレイだし、フルーツも美味しいのですが、旅行にはおススメできないのが正直なところです。
性犯罪
女性なら遅い時間に一人で歩かないとか、男性に隙をみせない、などでほとんどの場合は防ぐことができると思います。
男性の場合なら風俗関係が危険なんでしょうかね・・・
私は女なので詳しくはないですが、ネパールのマッサージ店やSPAなどの看板をあげているところには風俗店も多いと聞きます。
時々、警察の突然の偵察もあったりするので、旅行者といえども現場にいたらどうなっちゃうかわかりません。
風俗店で働いている女性が、警察に罵倒されながら連行されている場面を、何度か見かけたことはあります。
ドラッグ関連の勧誘
ドラッグも最近はどうなんでしょうね~。道端やホテルでの勧誘って、まだあるんでしょうか?
私はドラッグに縁がないので詳しい事情は全くわかりませんが、(役に立たない情報ブログだな 笑)ネパールでも法的にはドラッグは違法と定められています。
警察に見つかると外国人でも捕まりますので要注意!
風俗もドラッグも、「ネパールだし~」と甘く見ていると大変な目に遭っちゃうかも!?
ネパールも近頃は警察による取り締まりが厳しいですからね。(住んでる私からするとありがたいです)
日本のように平和で安全な国に比べると、少しは危険度があがるのがネパールです。
ただ、凶悪犯罪も少ないですし、現地の人々の人柄も基本的に温厚です。
私も含め日本人や外国人も住んでいますが、みんなが危険な目に遭って生活しているわけではありません。
必要以上に心配せず、のんびりしたネパールの滞在を楽しんでいただけることを願っています。