ネパール、カトマンズで一番観光客が集まる街が「タメル」です。
よほど賑やかな場所が苦手で「静かなところに宿泊したい」とか、「お土産は何も買わなくてもいい」という旅行者以外は、たいていタメルエリアに足を踏み込むことになるのでは?
と思います。
そのタメルの道は細く、車やバイク、リキシャ、物売り、観光客、現地ネパール人が混在しています。
ぼーっと歩いていたら危険です。
そんなネパールタメルエリアの、現在の様子をお伝えしようと思います。
一部のエリアが歩行者天国となったタメルエリア
2017年の10月くらいから、タメルエリアの一部で車両進入が禁止となりました。
歩行者天国になってからは、車両が通らなくなったため、静かで安全になった場所もあります。
でもそれはまだ一部のエリア限定です。
確かに歩行者天国となった場所は安全になりましたが、車やバイクがそのエリアを避けるために他の道を通ります。
なので、タメル全体をみると、あまり意味のないことなのかなぁと思います。
それに、初めてネパール観光に来た旅行者にとって、タメルはまさにカオス!!
非常に混沌とした街ですので、ちょっと歩いただけじゃ道順は覚えられません。
どこからが歩行者天国で、どこからが車両OKなのか、把握するのは難しいと思います。
道路や建物の工事が多い現在のタメル
タメルエリアはここ最近、工事が盛んに行われています。
地下に用水路となる管を埋めて、水不足のカトマンズに新しく水を流すという計画が進められています。
すでにタメルエリアの設置は完了したと思っていたんですが、まだ道路は完全にきれいにはなっていません。
調整でもしているのでしょうか。
中途半端に作業された跡だけがが残されています。
ショベルカーも進入して来ていました。
道路だけではなく、建物の解体や建築などで歩きにくくなっている場所も多いです。
ネパールは良くも悪くも大雑把で、様々な面で安全性に欠けるところがあります。
建築業の人たちもほとんどが軽装。
ヘルメットなんて着用していませんし、軍手もなし。
裸足にサンダルを履いて、ジーンズ姿で作業していたりします。
暑い時期にはショートパンツや裸で作業している人もいます。
ネパールの建築はとても時間がかかります。
材料で道がふさがれてしまうこともしばしば。
作業員は自分の安全にも無頓着ですが、周りの安全にも気を使っていませんので、工事現場の周辺を歩くときは、とにかく注意をしてください。
以前にネパール地震が起こった時、私の家の周辺では被害に遭った建物を解体する作業が行われていました。
ハンマーやドリルでコンクリートを砕いていくわけですが、安全のための対策なんて何もされていませんでした。
その家の前を通ると、時々頭や顔に破片が飛んできました。
日本でなら即クレームだと思いますが、周りのネパール人はあまり気にしていないようでした。
コンクリートが飛んできているのに!
ネパールは周りが責任をもって安全を保障してくれることはほとんどありませんので、事故に遭われないよう、自ら気を付けて行動してくださいね。
雨季までには全て終了してきれいな道になってくれれば良いのですが・・・
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