ネパールの気温・天気・服装完全ガイド!人気3都市の違いも紹介

ネパールの観光・旅行

標高の低い平野部から、ヒマラヤの高地まで、ネパールは国土こそ小さいものの、地域によって気候が大きく異なるのが特徴です。

そんなネパールを訪れる際、「どんな服を持って行けばいいの?」と迷う方も多いのではないでしょうか。

特に旅行者に人気のカトマンズ・ポカラ・チトワンは、それぞれ標高も気温も全く異なるため、服装の選び方に注意が必要です。

この記事では、ネパールの気候の特徴をわかりやすく解説しつつ、人気3都市ごとの月別気温・おすすめの服装・あると便利な持ち物を詳しく紹介します。

筆者
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旅行や留学、出張の予定がある方は、ぜひ参考にしてくださいね。

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ネパールの年間の気候と四季について

ネパールはインドと中国に挟まれた内陸国で、赤道からはやや北に位置しています。

国土は狭いものの、標高差が非常に大きいため、地域ごとの気候の差が顕著です。

ヒマラヤの雪山から、熱帯のジャングルまで、多様な自然環境が広がっています。

ネパールの気候は主に3つの季節に分けられます。

  • 乾季(10月〜2月)
     空気が乾燥し、気温が下がる季節。ヒマラヤの眺めが最も美しい時期です。特に12〜1月は朝晩が冷え込みます。

  • 暑季(3月〜5月)
     気温が上がり、特に低地では蒸し暑くなります。標高の高いエリアではまだ過ごしやすい時期です。花々が咲き誇り、観光にも人気。

  • 雨季(6月〜9月)
     モンスーンの影響で降水量が増えます。特にポカラやチトワンでは毎日のように雨が降ることも。道路の状態が悪化しやすく、トレッキングには不向きです。

このように、季節だけでなく、標高やエリアによっても気温・天候は大きく異なります

次に、カトマンズ・ポカラ・チトワンそれぞれの都市の月別気温と降水量の傾向を、わかりやすく表にまとめました。

ネパール主要3都市の月別気温・降水量一覧

カトマンズ(標高約1,400m) ポカラ(標高約800m) チトワン(標高約100m)
1月 2〜18℃/乾燥 7〜20℃/乾燥 8〜23℃/乾燥
2月 5〜20℃/やや乾燥 9〜23℃/やや乾燥 10〜26℃/やや乾燥
3月 8〜25℃/少雨 12〜27℃/少雨 14〜30℃/少雨
4月 12〜28℃/少雨 16〜30℃/やや蒸し暑い 20〜34℃/暑い
5月 15〜29℃/蒸し暑くなる 19〜32℃/雨が増える 24〜36℃/かなり暑い
6月 18〜28℃/雨季スタート 22〜31℃/大雨に注意 26〜34℃/湿度高い
7月 20〜27℃/雨が多い 23〜30℃/雨量最多 26〜33℃/蒸し暑い
8月 20〜28℃/湿度高い 23〜30℃/雨続く 26〜33℃/湿気多め
9月 19〜27℃/雨が徐々に減る 22〜30℃/雨終盤 25〜32℃/暑さ続く
10月 14〜25℃/乾季スタート 18〜28℃/過ごしやすい 20〜30℃/湿度下がる
11月 8〜22℃/快適 14〜26℃/快適 16〜28℃/快適
12月 4〜20℃/朝晩寒い 10〜23℃/やや冷える 12〜25℃/過ごしやすい

カトマンズの気候とおすすめの服装

ネパールの首都カトマンズは、標高約1,400メートルに位置しており、一年を通して朝晩の寒暖差が大きいのが特徴です。

内陸性の気候のため、冬は冷え込み、夏は比較的過ごしやすい日が続きます。

カトマンズの気温と天候の特徴(季節別)

  • 乾季(10月〜2月)
     日中は20℃前後まで上がる日もありますが、朝晩は5℃以下になることも。空気が乾燥しやすく、ヒーターがない宿も多いため、寒さ対策は必須です。

  • 春・暑季(3月〜5月)
     徐々に暖かくなり、4月〜5月には最高気温が30℃近くまで上がる日も。ただし日陰や朝方は冷えるため、薄手の長袖+羽織ものが安心です。

  • 雨季(6月〜9月)
     雨が多く、湿度も高くなりますが、ポカラやチトワンに比べれば降水量は控えめ。**雨具(折りたたみ傘やレインコート)**を忘れずに。

カトマンズでの服装の目安

季節 服装の例
冬(12〜2月) ダウンジャケット、セーター、長ズボン、ヒートテック、厚手の靴下
春(3〜5月) 長袖シャツ、薄手のセーター、パーカー、ストールなど重ね着で調整
雨季(6〜9月) 通気性のあるTシャツ、パンツ、レインコート、撥水加工の靴
秋(10〜11月) 軽めのジャケット、長袖Tシャツ、スニーカーなど

ポカラの気候とおすすめの服装

ポカラは標高約800メートルに位置する、湖と山に囲まれた美しいリゾート地。

トレッキングや自然観光の拠点として人気が高く、観光客も多く訪れます。

カトマンズよりもやや気温が高く、湿度も高め。特に雨季には降水量が非常に多くなります。

ポカラの気温と天候の特徴(季節別)

  • 乾季(10月〜2月)
     日中は20〜25℃と比較的暖かく、朝晩は10℃前後まで冷え込むこともあります。空気はカトマンズよりしっとりしていて、過ごしやすい時期です。

  • 暑季(3月〜5月)
     気温が上がり、最高気温が30℃を超える日も。日差しが強いため、帽子やサングラスが役立ちます。軽くて涼しい服装+日焼け対策を。

  • 雨季(6月〜9月)
     ネパール国内でも特に雨が多く、午後になるとスコールのような激しい雨が続くことも。防水性の高いレインウェアやサンダルがあると便利です。

ポカラでの服装の目安

季節 服装の例
冬(12〜2月) 薄手のダウン、長袖シャツ、トレッキングパンツ、スニーカー
春(3〜5月) 半袖Tシャツ、薄手のカーディガン、サングラス、帽子
雨季(6〜9月) 速乾性のTシャツ、ショートパンツ、レインコート、クロックスやサンダル
秋(10〜11月) 長袖Tシャツ、軽い上着、動きやすいパンツ、スニーカー

チトワンの気候とおすすめの服装

チトワンはネパール南部に位置する低地エリアで、標高は約100メートル。

ジャングルやサファリ観光で有名な地域で、トラやサイなどの野生動物を間近で見られる「チトワン国立公園」があります。

この地域の気候は、他の都市と比べても最も暑く湿度が高いのが特徴です。

いわゆる亜熱帯気候に属し、夏場は蒸し暑く、雨季にはスコールのような雨が続きます。

チトワンの気温と天候の特徴(季節別)

  • 乾季(10月〜2月)
     日中は快適ですが、朝晩は意外と冷え込むこともあります。特に12〜1月はジャングルの朝のサファリではフリースが欲しくなることも。

  • 暑季(3月〜5月)
     気温はどんどん上がり、5月には最高36℃を超える日も。とにかく暑く、汗をかきやすいので、通気性・吸湿性のある服が必須です。

  • 雨季(6月〜9月)
     湿度が非常に高く、虫も多く発生します。虫除け・防水対策・通気性の3つがキーワード。長袖・長ズボンが基本です。

チトワンでの服装の目安

季節 服装の例
冬(12〜2月) 長袖Tシャツ、薄手フリース、長ズボン、サファリジャケット
春(3〜5月) 半袖シャツ、通気性の良いパンツ、帽子、虫除けスプレー
雨季(6〜9月) 撥水加工の長袖シャツ、長ズボン、防水シューズまたはサンダル、レインポンチョ
秋(10〜11月) 動きやすい長袖シャツ、薄手ジャケット、日焼け&虫除け対策

旅行者向け|持って行くと便利な服&小物リスト

ネパールの空

ネパール旅行では、都市や季節に応じて服装を調整することが大切です。

ここでは、旅先で役立つ服や小物の持ち物リストを、「共通して使えるもの」と「都市・季節別にあると便利なもの」に分けてご紹介します。

ネパール旅行で共通して役立つ持ち物リスト

アイテム 理由・使い方
薄手の長袖シャツ 日差しや虫対策に◎。カトマンズ〜チトワンまで幅広く使える
フリース or 軽量ダウン 朝晩の冷え込み対策に。特に冬や標高の高いエリアで必須
速乾性Tシャツ・下着 洗濯しやすく、雨季でも快適。着替えを減らせて荷物が軽くなる
サンダル&スニーカー 室内・町歩き用にサンダル、移動や観光用に歩きやすいスニーカー
レインコート or ポンチョ 雨季には必須。突然のスコール対策に便利
帽子・サングラス 日差しが強いネパールでは、年中活躍するアイテム
ストール or 薄手の羽織 気温差や日よけ、防寒など用途が幅広い万能アイテム
虫除けスプレー 特にチトワンや雨季のポカラでは必携
日焼け止め 高地でも紫外線が強いため、季節を問わず必要
洗濯ロープ&洗剤 長期滞在や身軽な旅をしたい人におすすめの組み合わせ

都市・季節別にあると便利なもの

  • カトマンズ(冬〜春):防寒インナー、湯たんぽ(宿によっては暖房がない)

  • ポカラ(雨季):撥水性のあるバックパックカバー、折りたたみ傘、速乾タオル

  • チトワン(雨季〜夏):虫除けウェア、サファリ用の帽子、ウェットティッシュ

  • トレッキング予定がある人:登山靴、防水ジャケット、ウィンドブレーカー、ヘッドライト

 

筆者
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服装を工夫すれば、ネパールのどの地域でも快適に過ごすことができます。

まとめ

ネパールは小さな国ながら、地域ごとの標高や気候が大きく異なります。

旅行者に人気のカトマンズ・ポカラ・チトワンも、それぞれに異なる気温・天気・湿度の特徴があるため、服装の選び方次第で旅の快適さが大きく変わります

  • カトマンズでは朝晩の冷え込み対策が大切。重ね着で調整できる服装がおすすめ。

  • ポカラは雨季の降水量が多く、トレッキングをするなら雨具や速乾素材の衣類が便利。

  • チトワンは蒸し暑く虫も多いエリアなので、通気性のよい長袖&虫除け対策がポイント。

また、乾季・雨季といった季節ごとの変化にも対応できるような持ち物選びを意識しましょう。

服だけでなく、小物類や軽量な防水グッズも旅の強い味方になります。

筆者
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本記事を参考に、ネパールの旅を快適で楽しいものにしてくださいね。

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