ネパールでは野菜、果物、衣類、おもちゃなど幅広いものが路上で手に入ります。
道端の空いているスペースに店をかまえて売り始める人(無許可で)もいれば、リヤカーや自転車に乗せて、移動しながら販売する人もいます。
特に私の住んでいる場所は民家が密集している地域なので、たくさんの物売りが集まり、あちらこちらの路上で勝手に商売をしています。
時々パトロールしている警察に注意されているのを見ることもありますが、みな生活のために必死に稼がなくてはなりません。隙をみてはまた売り始めます。
そんな場所に住んでいる私としては、遠くまで足を運ばなくても大抵のものは手に入るのでとても便利です。
今日はその中でも最近はまっている、路上販売のおやつから2種類紹介しようと思います。
午後ちょっとお腹がすいたなぁ。っていう時に食べるのにちょうどいいですよ。
ネパールのおやつ バダム(落花生)
ネパール語でバダムといいますが、落花生です。
バダムを買うときは入れ物の大きさを指定して、測って袋にいれてもらいます。
入れ物の大きさによって値段が違います。
一番大きい入れ物に満杯入れても50ルピーです。
ナッツの身は結構小さめですが、一度炒ってあるので香りが香ばしくとても美味しいです。
ネパール人がこれを食べ始めると辺りが殻のゴミでものすごく散らかります。
何食わぬ顔で道端に殻を置いていきます。
美味しく食べるだけじゃなく後始末もしっかりしてほしいものですが、生ごみ=自然に浄化すると考えているのか、結構その辺に捨てる人が多いです。
ネパールのおやつ マカイ(とうもろこし)
お次はこちら。マカイ(とうもろこし)の移動販売。
遠くの方から「マカイ~アヨ~ マカイ~」と言いながら近づいてきます。
私の近所でも買う人が多いので、いつも我が家の前の道路で止まってくれます。
1本30ルピーです。
この時は私は2本注文しました。
注文してから焼いてくれるので、その場で5分ほど立ち話しながら待っています。
日本のとうもろこしは、ジューシーで甘みがあるものが多いし、甘ければ甘いほど美味しいとうもろこしだと思っていたのですが、ネパールでは違います。
固くて歯ごたえがあり、甘みはほとんど感じません。
初めて食べた時は日本のとうもろこしとの違いに驚きました。
ネパール人はこんな甘みもなく美味しくもないとうもろこししか食べられないんだ・・・
と憐れに思ったものですが(笑)、食べ慣れるうちに、これはこれで美味しいということに気が付きました。
ネパールのとうもろこしのこの歯ごたえもなかなか癖になります。
焼きたてで熱いので、皮に包んで持って帰ってきました。
横に添えられている緑のかたまりは、唐辛子をペースト状にして塩と混ぜたものです。
これをとうもろこしにつけながら食べると美味しさが増します。
日本でも小さいころは、パン・やきいも・たいやきなどの移動販売が家の前に近づいてくるとわくわくしたものですが、そのころの気持ちを今更ながら思い出しますね。
日常の生活の中でこんな楽しみを見つけては幸せを感じているネパール生活です。
ネパールのカジャについて、別の記事も参考にしてみてくださいね。