ネパールに縁のある方で日本に住んでいながらネパール語を勉強している人もいると思います。
私もネパールに移住する前は日本でネパール語のテキストを読んで勉強していました。
でも、実際にネパールに住むようになって思いました。
「テキストに書いてあることはネパール人が日常的に使っている言葉と結構な違いがある」と。
日本でもそうですが、
「はじめまして私の名前は○○です。お元気ですか?」
「ありがとうございます。私は元気です。あなたは元気ですか?」
なんて、教科書に載っているようなぎこちない会話は、実際にはまずありませんよね。
話し言葉は、例えば・・・
「食べていこうよ」→「食べてこーよ」とか「わー大きい犬!」→「わーおっきい犬!」のように、言いやすく省略することも多いです。
本だけで勉強していると日常生活の会話を聞いても聞き取れなかったり、意味がわからないことも多いと思います。
そこで今回は、テキストでは詳しく載っていないけど、ネパールでは自然に使われている言葉(リアクション編)をいくつか紹介してみようと思います。
これを自然に発するようになると「お、ネパール通だねぇ!!」と、周りのネパール人に一目おかれること間違いないでしょう。
生きたネパール語 リアクション編
今回はとっさの時に使う言葉、リアクション用語に絞っていこうと思います。
熱さを表すネパール語「アター!!」
熱いものを触ったとき、シャワーを浴びたら熱すぎた時などに使います。
日本語では「あつつつつ!!」「あちー!!」という感じ。
寒さを表すネパール語「アツツツツ!!」
こちらが冷たいものを触ったときや、寒いときにつかう言葉です。
日本では熱いときに使う言葉なので、ちょっとややこしいですね。
怖さを表すネパール語「アブィ~」「アブイ」
怖いとき、驚いたときに使います。
突然車が飛び出してきたときなど「アブィ~!!」と肩をすくめびっくりしたように言います。
くやしさを表すネパール語「ハッテリカ」「ダッテリカ」
日本語では「くそ~!」「チェッ」という感じで、あまり品の良い言葉ではありません。(普通に使ってる女性も多いですが。)
頭にきたときやがっかりしたときに使いますが、多用しない方がいいかもしれません。
感動を表すネパール語「アハー」「オホー」
きれいなものを見た時、思いがけない良いことがあった時、感心した時などに発するポジティブな言葉です。
「アハー!カストラムロ!」(まぁ!何てきれいなの!)のように使います。
嫌悪感を表すネパール語「チッ!」「チャッ!」「チーッ!」
こちらは反対に汚いものを見た時や嫌悪感を表すときに使います。
顔をしかめて「チャッ!」と言うとかなり不快感が相手に伝わります。
日本語でいうと「ゲ~!!」という言葉が近いでしょうか。
驚きを表すネパール語「アンマー」「アママママ」
これも驚いたときに発しますが、「アブィ」より恐怖感は少なく、やや客観的な時に使います。
例えば、事故を目撃したときや赤ちゃんが粗相をしたときなど。思いがけず軽いアクシデントがあった時。
日本の「あれまぁ」って感じでしょうか。
痛さを表すネパール語「アイヤ~」
日本語でいう「痛い!」です。
何かがぶつかって痛いとき、転んだ時などに使います。
特にアクシデントがなくても、単純に体が痛いときでもOKです。
まとめ
ネパールで暮らすまで、私はこれらのリアクション用語は全然知りませんでした。
でも今では、上記の半分以上は自然に口から出てしまいますね。
特に、加齢のせいか体があちこち痛いので、いつも「アイヤ~」「アイヤ~」言ってます(笑)。
はじめは、実際にネパール人が使っているのを聞いてみないとピンとこないかもしれませんが、一度聞けば、「あ、これか・・・」としっくりくると思います。
ネパール滞在の際にはぜひ使ってみてくださいね。