ネパール語 ~擬音語・擬態語編~

ネパール語

 

日本語では「雨が降っている」より「ざあざあ雨が降っている」と言った方が、より状況をわかりやすく表現できますよね。

同じように、ネパール語にもその時の状態を詳しく表すための便利な言葉が存在します。

今回はネパールにおける「擬音語」「擬態語」についてのお話です。

日本の擬音語・擬態語とは

私の母国語は日本語ですので、普段話すときにはこれが擬音語だ!などと意識して話してはいません。

正直どれが擬音語でどれが擬態語なのか忘れかけています。

ですのでちょっと思い出して整理してみました。

擬音語

自然に聞こえる音や故意に起こした音を表現した言葉

例:ばたん、どすどす、ざあざあ、がちゃん、ごろごろ

擬態語

音ではなく、何かの動作や様子を表現した言葉

例:ぐちゃぐちゃ、ぴかぴか、つるつる、こっそり、どんより

 

その他にも「擬声語」「擬容語」「擬情語」などあるのですが、細かく分けると難しくなるので、(ネパール語では詳しくわからなくなるので)省略します。



ネパールの擬音語・擬態語について

それでは実際にネパールで使われている言葉をあげてみましょう。

ブシュッカ

日本語では「すっかり」の意味です。「ブシュッカ ビルシエ」(すっかり わすれた)。「ブシュッカ ニダウヌ」(すっかり 居眠りをする)。などのように使います。

クルッカ

「とっとと」「さっさと」の意味です。「クルッカ ジャウ」(さっさと行って)。「クルッカ ガラ」(とっとと、やって)。など目下の人に使う言葉です。子供が親に「クルッカ ホームワーク ガラ!」(さっさと宿題やりなさいよ!)なんて怒られているのをよく見かけます。

ストゥッカ

「こっそり」の意味。「ストゥッカ ガヨー」(こっそり行った)。のように使います。

「メロ ジョラ ビットラ ストゥッカ ナヘルノス」(私のカバンの中をこっそり見ないでください)・・・と、以前私は親戚に言ったことがあります。勝手に見ていたことがあったので(泣)。

ツルルンマ

なんだか可愛い擬音語ですよね。「ツルルンマ ドビョー」。水の中などに何かがあらら・・と沈んでしまった様子を表すんですが、日本語では何て言うのか、良い表現が見当たりません。「ずぶずぶ 沈んでいった」っていう感じでしょうか。

ニットルッカ

日本語で「ビショビショ」を表す言葉です。「ニットルッカ ビジョー」(ビショビショに濡れた)のように使います。ネパール語の「濡れる」の辞書形は「ビジュヌ」ですが、過去形だと「ビジョ」になり、なんだか日本語のビショビショに近いものがあるので覚えやすいです。

ディャンマ

ドアなどを「バタン!」としっかり閉める様子を表す言葉です。「ドカ ディャンマ バンダ ガルノス」(ドアをしっかり閉めてください)などど使います。

ムスッカ

日本語では「にっこり」とほほ笑む様子を表します。

例 : 「ムスッカ ハスヌ」(にっこり笑う)。

ムスッカというくらいだから不愛想にムスッとしているのかと思いそうですが、ネパールでは反対に「にっこり」なんですね。面白いです。

まとめ

私が日常的に暮らしていて自分が使うものや、耳から入ってくる擬音・擬態語はこれくらいです。

きっと他にもたくさんあるのでしょうが、私もまだまだ未熟ですので、これからもっと覚えていきたいと思います。

また色々と紹介させていただきますね。

 

 

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