先日、2001年までネパールの王族たちが住んでいたという、ナラヤンヒティ王宮博物館に行ってきました。
なぜ、2001年までかというと・・・
その年にこの王宮で、殺害事件が起きたからです!!
殺害事件後は、2009年からミュージアムとして公開されていたのですが、私は特に興味もなかったので今まで訪れたこともなく、今回初めて行ってきました。
2001年に起きたネパール王族殺害事件について
一応、2001年にこの王宮で起こった事件について概要を載せておきます。
9名が死亡した、ネパールでは大変衝撃的な事件です。
ネパール王族殺害事件(ネパールおうぞくさつがいじけん、英語:Nepalese royal massacre)は、2001年6月1日にネパールの首都カトマンズ、ナラヤンヒティ王宮で発生した事件。ディペンドラ王太子(事件直後、危篤状態のまま名目上は国王に即位し、その3日後に死亡)が父・ビレンドラ国王ら多数の王族を殺害したとされる事件である。現場名称を取ったナラヤンヒティ王宮事件とも呼ばれる。
ただし、後述の事件に関する不自然さ、矛盾などからディペンドラが真犯人かどうかは疑問視されている。また、事件後に即位したビレンドラの弟ギャネンドラの動向などから、彼が行ったクーデターとする説もある。だが、いずれの説も決定的な証拠がなく、その真相は現在に至るまで不明なままである。
出典元:Wikipedia
まるでミステリー小説のテーマにでもなりそうな事件があったようです。
真相や真犯人が不明というのも怖さを感じますね。
2009年からナラヤンヒティ王宮博物館が公開
この王宮が一般公開となって10年近くなります。
現在でも王宮の前を通ることがあると、たくさんの観光客が入り口で入場を待っている姿を見かけます。
私が行った日は平日でしたが、開場30分前でもたくさんの人が入り口前に待機していました。
インド人観光客が目立っていました。
その他、ネパール人と私を含めた外国人ツーリストがちらほら。
私は開場時間を知らず、早めに着いてしまったので、入り口付近に貼ってある案内板や注意事項などを眺めて時間をつぶしていました。
ナラヤンヒティ王宮博物館の営業時間
ナラヤンヒティ王宮博物館の入場に関してのルール
いくつか決まりがありますが、気を付けたいのは次のことです。
財布以外の物(携帯電話・カメラ・食べ物)は持ち込み禁止です。
ミネラルウォーターは持ち込んでも大丈夫でした。
持ち込めない所持品は全てロッカーに預けることになりますので、心配な方は大事な荷物はあまり持ってこない方が良いでしょう。
ナラヤンヒティ王宮博物館の入場料金
- ネパール市民 100ルピー
- ネパール人学生 20ルピー
- SAARC(南アジア地域協力連合)& 中国人 250ルピー
- 外国人 500ルピー
※館内入場料の他に、敷地内の駐車場を利用する人は駐車料金が必要になります。
ナラヤンヒティ王宮博物館の入場
11時になるとゲートが開き、順番にチケットを購入しました。
チケットカウンターが手前にあり、奥が荷物を預ける窓口になります。
私はネパール人の配偶者ということを窓口で伝えると、ネパール人と同じ料金の100ルピーでチケットの購入ができました。(旦那も同行してました)
一応、結婚証明書のコピーも持参していましたが、特に提示を求めらることはありませんでした。
でも、ネパールではその時の窓口担当者によって言うことがコロコロ変わるので、その都度確認が必要です。
チケット購入後、ボディチェックがあります。
余計なものを持っていると、ここで注意をうけますので前もってロッカーに預けておきましょう。
ナラヤンヒティ王宮博物館内の様子
建物の外観は一見シンプルで、シティホールのような建物なのですが、中に入るとその豪華さに驚かされます。
特に印象的だったのが、動物のはく製です。
虎全身のはく製や、サイ・バッファロー・鹿などの首上のはく製が飾ってあります。
シロクマや豹の顔&全身で作ったカーペットもありましたね。迫力満点です。
王族たちのベッドルームやダイニングルーム、書斎など見どころはたくさんあり、全て見て回るのに1時間ちょっとかかったと思います。
肖像画も全身を描いた大きなものがたくさん飾られていて圧倒されましたが、この王宮が王族殺害事件の現場だったということもあり、何となく背筋が涼しくなりました。
暑い時期にはちょうど良いかも。
庭の一部では事件が起こったときの銃弾の跡も見ることができます。
写真で説明できればわかりやすくて簡単なのですが、携帯やカメラが持ち込み禁止なことから、ネット上で探しても館内の写真を見れることはほとんどありません。
ナラヤンヒティ王宮博物館 まとめ
久しぶりにネパールで満足したものを見た気がしました。
これは入場料を払ってでも訪れる価値ありです。
旅行者の中心地タメルエリアから、徒歩でもそれほど遠くはありませんので、機会があればぜひ訪れてみてください。
※トイレはメインゲートから博物館の建物まで歩く途中にありますのでご心配なく。