最近のコロナウイルス問題で各国のマスク不足のニュースを目にします。
そこで今回の記事では、まだ触れたことがなかったネパールのマスク事情についてまとめてみようと思います。
ネパール人の普段のマスク使用状況はどのくらい?
今回のコロナ問題が発生する以前、普段のネパール生活でマスクを着用している人はそれほど多くありません。
風邪を引いたから・・・といった理由で周りに配慮してマスクする人もほとんどいないように思います。
マスクを利用している人のほどんどは「空気の悪さ・埃などの不快感を防ぐため」のような気がします。
実際にマスクをしている人はバイクやスクーターに乗っている人が多いです。
街中の道路は埃と排気ガスであふれかえってますので。
そして普段は布製のマスクをしている人を良く見かけます。
日本人が一般的につけるような使い捨ての白いマスクもありますが、割合的には少ない印象。
使い捨てマスクよりは、洗って何度も利用できる布製の方が経済的にも好まれているのではないでしょうか。
あとはマスクをしないで、首に巻いたショールで口元も一緒に覆うという女性も多いです。
私がネパールに住み始めた頃(10年以上前)は、マスク使用者は今よりもっと少なく、白いマスクをしていたら「あ、日本人だ!」とわかるほどでした。
今はネパールでも健康に対する意識が高まってきたのか、日ごろから着用する人が増えてきました。布ではない白いマスクをしていても違和感はなくなってきています。
新型コロナウイルスの影響によるマスクの販売状況
コロナウイルスの問題が日本で大きくなってきたころ、ネパールでは特に大きな影響はありませんでした。マスクもいつもの薬局で普通に手に入りました。
ただ最近は少し様子が変わってきました。
以前よりマスクを着用するネパール人も増えてきました。
といっても感覚的には半分くらいの割合の人という感じでしょうか。
付けていない人も結構いますし、付けていないからといって白い目でみられるほど緊迫した雰囲気はありません。
私がいつも買うマスクは白い使い捨てタイプのものですが、先日近所の薬局3軒をまわってもすべて売り切れになっていました。
次の日に別の場所でも聞いてみましたがやはり売り切れとの事。
次の入荷もいつになるかわからないと言われてしまいました。
自宅にある残りも僅かです。
このタイプは普段は10ルピーで買っていますが、コロナ問題が発生してからは20ルピーで売っていました。
使い捨てタイプが売り切れなら布タイプを使うしかありません。こちらは30ルピーです。
このタイプはネパールで簡単に縫製して作っていると思うので、なくなることはないでしょう。
ただ、薄くて作りも雑なのでどのくらい効果があるのかは謎です。
これは念のため予備に買っておきました。口元部分が若干強化されています。
100ルピーです。
使い捨てタイプ以外は今でもたくさん販売していますし、いざとなったら手作りもできるので大丈夫だとは思います。
先日、娘の学校から「登校時はマスクを着用してハンドサニタイザーを持参するように」と連絡がありました。
「ハンドサニタイザー」は手の除菌ジェルです。
近所のお店ではこのハンドサニタイザ―が売り切れになっていましたね。
ネパールでもコロナ問題の影響で、これから一部の商品が品薄になったり値上りといった状況がみられる可能性は十分に考えられます。
まとめ
ネパールのコロナ感染状況について気になっている方もいると思います。
ただ、個人のブログであり不確かな情報の場合もあるので私の方から発信できる内容も限られてきます。
現時点(3月5日現在)で私が耳にした一番新しい情報は「ネパールでの感染者は4人だとニュースで言っていたよ」という知り合いからの話です。
在ネパール日本国大使館からは「ネパールで1人の感染者が確認された」という連絡以降、感染者の発表はありません。
色々と不安な時ではありますが、情報に惑わされすぎずに冷静に判断していきたいですね。