日本人もそれほど大きなケンカはしないような気がしますが、ここネパールでもケンカをしている場面はあまり見かけません。
それは、のんびりした日常と環境が関係しているような気がします。
ネパール人はだいたい気が長い?
もちろん、同じネパール人といっても性格は千差万別なので、短気な人もいるでしょう。
ただ平均的にみて「すぐ怒る人」や「イライラしてる人」、「暴力的な人」は少ないように感じています。
その理由としては、
- 時間に急かされて生活していない
- 異なる民族が住んでいるのでお互い許し合う心がある
- 常に周囲に人がいるので自制心が働く
- 上下関係がはっきりしている
というようなところでしょうか。
日本だとみんなと同じような行動をとれない人にイライラして怒ったり、同調圧力をかけてくる人もいますが、ネパールは違います。
みんな違って当たり前。他人の間違いや失敗にも優しいです。
また何かのトラブルがあって喧嘩が起こったとしても、大抵周りで見ている誰かが止めに入ります。
人間関係が何よりも重要なネパール社会。
周囲の目や評判を気にして、醜態はさらせないといったプレッシャーもあるのかもしれません。
それとネパールは完全な縦社会で、例え「おかしい」と思って反論したくても、目上の人には絶対服従的な雰囲気がネパールには存在します。
それは家族の関係でも当てはまります。
ネパール人がケンカをする場面とは
ネパール人同士が本気の喧嘩をしている場面はあまり見かけませんが、「言い合い」は町を歩いているとよく見かけます。
よくあるのがお店の売り手と客との言い争いです。
だいたいが金額についてのことですね。
「高い」とか「高くない」とか「もっと安くして」「これ以上は無理」とか言った感じです。
淡々とやり取りするというよりは、日本人から見ると結構なケンカ腰に見えます。
後は交通事故で当事者が話しあってる場面も時々見かけますが、ケンカ腰で「自分は悪くない」と主張することがほとんど。
そう考えると、お金が絡むような交渉時にケンカ口調になることが多いのかなぁと思います。
勝手な意見ですが、全体的にネパール男性より女性の方がヒステリックに言い争っている印象を受けます。
また、とても不思議なのですが、ある程度言い争いが起こっても、次に会ったときには普通に接しているのがネパールらしいと感じる瞬間。
やっぱり懐が広いな・・・と思ってしまいます。
まとめ
長年住んでいても、ネパール人同士のケンカを目の当たりにしたことがほとんどないので、やはりケンカが少ない国民性なのかと思います。
自分の価値観と違ったことをされたり言われたりすると、すぐにイライラしてしまう私はぜひ見習いたいなぁと思うところです。