減少傾向にある国際結婚!?メリットとデメリットとは

国際結婚・海外移住
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現在は国際社会と言われていますが、意外と国際結婚組が少ないことを知り驚いています。

厚生労働省の平成28年(西暦2016年)のデータによれば、日本人の結婚相手のうち「3.4%」の人が外国人と結婚しているとのこと。(データーは2016年から更新されていませんでしたので、このデータが最新でした)

この割合、どう思います?

友達が100人いたら、国際結婚をするのはそのうちの3~4人ってことですよね。

う~ん・・・少なくないですか!?

しかも国際化に伴い、国際結婚率が上昇しているのかと思えば、2006年をピークに減少傾向にあるようです。

国際結婚する人がなぜ増えないのか

インターネットの普及率も増え、世界の情報が簡単に手に入る現在は、海外に旅行に行く人も多いはずです。

ですが、国際結婚が減っているのはどうしてなのでしょうか。

私なりの考えですが、まだまだ国際結婚に対して負のイメージがあるのではないかと思います。

実際に国際結婚をしようとしたら反対された友人・知人の話も聞きますし、ネパール在住の知人でも親に結婚を反対されていたけど勝手に結婚しちゃったと言う人もいます。

特にネパールは発展途上国ですし、結婚報告されて心の底から喜んでくれる親は決して多くないと思います。

ちなみに私の親は、私が結婚報告をしたときは反対せず、表向きはお祝いしてくれている雰囲気でした。

でも本音では父親は少しショックをうけていたみたいだったと、後で母にこっそり聞きました。

ネパール人×日本人の結婚は年間100組成立すると言われています。

これについては直接調査データーを見たわけではないので、真意のほどはわかりませんが、よく耳にする数字です。

自分はもう結婚して15年近くなりますので、パートナーが外国人だということを忘れちゃっている部分もありますが、改めて国際結婚のデメリット&メリットについて考えてみました。



国際結婚のデメリットは?

まずは、国際結婚のデメリットについて。

国際結婚は離婚率が高い

これは誰でも認識があることかもしれませんが、国際結婚は日本人同士の結婚に比べ、離婚率が高いです。

これも厚生労働省の統計によるものですが、国際結婚の離婚率は50%~60%です。

日本人同士の場合は30%ですので、倍くらいはあるんですね。

国際結婚に反対する親が多いのも、こういったマイナス面を心配してのことでしょうか。

国際結婚は価値観のズレが生じやすい

もちろん全く異なる環境で育った二人ですから、様々な場面で価値観の違いを感じることになります。

  • 味覚の違い
  • 金銭感覚
  • 時間に対する考え
  • 衛生観念
  • 宗教観
  • 家族や親戚関係  などなど…..

特にネパールの風習は、かなり日本とかけ離れたものがあります。

でもあまりに違いすぎるから逆にあきらめがつくというか、仕方ないと寛容にとらえられる部分もあります。

反対に中途半端に生活習慣が似ている国だと、価値観が合わずにイライラすることも多いかもしれませんね。

 

でも「価値観や性格が合わない」というのは日本人同士の離婚理由でも上位にくる項目ですから、国際結婚特有のものではないという考え方もできます。

国際結婚はどちらの国に住むかの問題

異なる国の二人が結婚した場合、結婚後はどちらの国に住むか?(その他の国というパターンもありますが)という選択しなくてはなりません。

日本を離れて相手の国に住む場合は、日本の親・兄弟に何か予期せぬトラブルがあった場合にも、すぐに身動きがとれない恐れがあります。

また、最初は相手の国で住むことに抵抗がなくても、歳をとるにつれ誰しも自国が恋しくなるものです。

そのときにすぐに日本に帰国して生活ができる環境があればいいのですが、海外の生活が長くなればなるほど、日本に生活拠点を移すのは難しくなってくるでしょう。

それは相手にとっても同じことです。

 

 

国際結婚のメリットは?

それでは、次に国際結婚のメリットについて考えてみましょう。

日本人離れした子供が生れる

日本でも昔に比べて人気ハーフタレントが増えてきていますよね。

日本人顔が好きな人にとっては、国際結婚がマイナスに働くかもしれませんが、私の個人的な感想としては、ハーフの子はビジュアル的に可愛い子が多いと思います。

ネパールの場合はたくさんの民族が住んでいるので、それぞれ顔の特徴も違います。

日本人に近いモンゴリアン系ネパール人の場合はネパール人×日本人の子供でも日本人にしか見えない場合があります。

インド人ような顔が濃いアーリア系のネパール人の場合は、日本人とのハーフでも彫が深い顔立ちになることが多いようです。

ウチの子供もこのタイプです。典型的なのっぺら顔の私には似なかったようです。

人生経験が豊かになる

日本に住んでいても、人によっては行動的で経験豊富な方はいると思います。

でも、私のような平凡な一日本人としては国際結婚をして海外移住したことで、日本ではできなかったであろう経験をしていると思います。

それは自分にとっては良いことだけではなく、つらいことや嫌なこともあるのですが、結果的にみると国際結婚をして相手の国に住むことでプラスになったことが多かったと思います。

日本の価値観にしばられなくなる

日本を離れると、逆に日本がよく見えるようになりました。

今まで当たり前と思っていたこともネパールに住んでからは、「日本って、○○なとこが変わってるよね」「日本はどうして○○なんだろう」と、日本の不思議なところとか素晴らしいところが浮き彫りになってきます。

そう言った意味で、日本を客観的にみれるようになったし、日本の価値観が世界の基準ではないことを身をもって知ることができました。

結局のところ国際結婚は・・・

それで、何を言いたかったのかと言いますと、国際結婚であろうとなかろうとどれを選択してもメリット、デメリットはついてくるということです。

ネパール人との国際結婚を悩んでいる方もいらっしゃると思いますが、ネパール人と結婚して幸せになる人もいるし、残念ながら幸せにならない人もいます。

結局は自分次第です。

日本人と結婚してもそれは同じことですしね。

・・・と、えらそうに書き綴りましたが、私も国際結婚して100%正解だったとは言えないのが正直なところです。

「日本人と結婚していたら面倒な手続きは必要なかったのに」とか「日本に住んでいれば毎日大好きな海の幸を食べられたのに」とか、思いつく「たら・れば」は数えきれないほど出てきますし(笑)。

私の個人的な希望としては、もっとネパール人と結婚する日本人の方が増えてネパールに移住してきてくれたらなぁと思っています。

 

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