国際結婚組の人は、国際結婚ならではの悩みや壁にぶち当たることが数多くあるかと思います。
もちろん私もあります。
「ああ~!!相手が日本人だったら・・・」と思うことも正直一度や二度ではありません(笑)
そんな、国際結婚ならではの悩みについて考えてみようと思います。
本日は国際結婚では日常的にズレが生じることがありがちな「味覚」についてです。
国際結婚の相手と味覚が合わないという問題
日本でも地域や育った家庭によって、食事の味付けが違います。
料理ひとつにしても「しょっぱすぎる」「甘ずぎる」など、夫婦で味覚が合わないこともあるでしょう。
でもそれが国VS国になった場合、味覚の違いにはかなりの開きがあります。
ネパール人が日本料理を食べる場合
日本料理を食べたことのあるネパール人からよく聞くのが、
「日本料理は甘くて美味しくない」という言葉。
ネパールでは基本的に料理に砂糖は使用しません。
飲み物やお菓子には使いますけどね。
ですので、砂糖・みりんなどの甘みを感じる調味料を使用した料理は、あまり受けつけない人が多いです。
そして、同じカレーでもネパールのカレーと日本のカレーはかなりかけ離れています。
ネパール人が家に遊びくる機会があったとしても、カレーが好きだろうから・・・と日本式のカレールーを使用したカレーを振る舞うのは、控えた方が無難かもしれません。
生ものも最初は敬遠するネパール人が多いです。
ネパールでは果物以外の食べ物を、生で食べる習慣はほとんどありません。
キュウリや大根を生でボリボリ食べるくらいでしょうか。
最近は食事が欧米化してきていることもあり、サラダやサンドイッチなどで生野菜を口にする機会もありますが、一般の家庭では火を通さない料理を出されることはまずありません。
そんなネパール人にとって、生の魚介類を食べることは最初は勇気がいるようです。
日本人がネパール料理を食べる場合
私の経験上、「ネパール料理が嫌い」と言う日本人はあまりいない気がします。
ネパールの定番「ダルバート」も日本人によく合う味だと思います。
チベット系の食べ物も日本にある料理に通じるものがあるので、馴染みやすいのではないでしょうか。
ただ、やはりネパールで出てくる食べ物は全体的に唐辛子が効いていて辛いものが多いです。
辛いものが苦手な人にとってはネパール料理はなかなか受け入れにくいかもしれません。
また、いくらネパール料理が好きだといっても、ネパール人のように毎食ダルバートというのは日本人にはちょっときついです。
ダルバートに限らず、マサラを使用したネパール料理は刺激が強く油も多いのです。
私もネパール料理はどちらかといえば好きですが、3~4日に1回くらいでいいかな~という感じです。
年をとるにつれて、薄味の日本食を好んで食べてますし、これからどんどんネパール料理は受け付けなくなるような気がしてます。
国際結婚パートナーと味覚が合わない!解決策は?
さて、日本&ネパールに限らず、違う国同士の味覚問題は国際結婚なら通るべき道になると思います。
相手に合わせるのか、自分に合わせてもらうのか、それとも半々?
私は国際結婚において、味覚の違いはそれほど大きな問題ではないように感じています。
投げやりな言いかたですが、「嫌なら食べなければいいのでは?」と思います。
家族そろって同じものを食べなくてはならない理由などありません。
実際、我が家の食卓はその日によってネパール料理だったり、日本料理だったり、色んな国のミックスだったり・・と、色々です。私と旦那で別々のものを食べることもよくあります。
味覚のズレに無理は禁物!
相手と同じものを食べないと死ぬというわけでもありませんので、お互いに好きなものを食べるのが一番!なんじゃないでしょうか。
一緒に生活していくうちに味覚もどんどん変化していきますので、味覚が合わないからといって最初から悩む必要は全くないと思います。
私もネパールに住んでいるうちに辛いものが大好きになったし、旦那も日本に住んでいた経験から、刺身や日本風の煮物などが大好きです。
あ、もちろん嫌がっている相手に無理強いするのは絶対にダメですよ!
特にネパールの場合は食べ物に宗教的なことも絡んできます。
神聖な存在である牛の肉を食べない人もいますし、ベジタリアンも結構多いです。
その辺は相手の意思を尊重しましょう。
まとめ
以上、国際結婚の味覚の違いによる問題について考えてみました。
国際結婚は、他にも色々と悩みや問題が多いですので、味覚の違いぐらいはサラッと流す程度でいいのではないでしょうか。・・・と、私は思っています。
一緒に生活していくうちに、2人の味覚が合うことがあれば、そういった食事を増やしていくのも良いですね。