国際結婚をした人や、これから国際結婚を考えている人に質問です。
外国人と結婚を考えた時、老後のことまで計画して結婚に踏み切った人というのは少ないのではないでしょうか。
私もネパール人の相手と結婚をした当初は、目の前のことで頭がいっぱいで、遠い未来である「老後」の生活については想像したこともありませんでした。
でも日本に住む親は会うたびに年老いていくし、自分たちもどんどん老後に向かって進んでいます。そして時々思うんです。
「私は年老いてから、ネパールと日本のどちらに住むのか・・・」
今回は国際結婚の老後について考えてみたいと思います。
海外在住者が年をとってから日本に帰国するとしたら
長く海外暮らしをしている人ならば、ほとんどの人が日本の住所は抜いているだろうし、税金も納めていないと思います。
年金も支払っていない人が多いのでは?
国から保証されるものが何もないまま老後を日本で過ごすというのは、あまり現実的ではないような気がします。(まぁ昨今では年金は、ほぼあてにはなりませんが)
でも、年をとると母国が恋しくなるでしょうし、外国人配偶者がもし先に亡くなっていたとしたら、相手の国に住み続けるのも難しくなるかもしれません。
よほどその国が肌にあっていて、日本にはまったく未練がないというならいいのですが。
私自身のことを言えば、老後はやっぱり日本で暮らしたいと思っています。
ただ、漠然とそう思っているだけです。実際に日本で暮らすために十分な蓄えをしているとか、日本に家を購入する予定があるとかは一切ありません。
年金もネパールに住んでからは支払っていませんし。
「老後は日本で」という希望がある一方で、「ん~やっぱり日本での老後は現実的じゃないな~」 と思っちゃいます。
健康である限り高齢でも仕事を続ける覚悟があるのなら、日本でも生活できるかもしれませんね。
これからは日本も高齢化がさらにすすみますので、高齢者の雇用先も増えていくのではないかと予想しています。
子供に頼る・・・っていう方法もあるかもしれませんが、これはできれば避けたいですね。
自分で選んで勝手に海外で暮らしていたのだから、子供にはなるべく迷惑はかけたくないものです。
それに、子供が日本に住むかどうかもわかりませんし、勝手に期待はしないほうがいいでしょう。
また別の問題ですが、自分の親の老後を見る人が他にいない場合は、海外から帰国して自分が見なくてはならないこともあるかと思います。
自分たちだけの都合で住む場所を決められないというのが現実的な問題になってきます。
海外で老後を過ごすとしたら
では、老後も日本に帰らず、海外で生活するとなったらどうでしょうか。
長く住んでいると海外と言えども生活の基盤は出来上がっているので、こちらの方が自然な気がしますね。
このまま今の生活の延長線上で、毎日が続いていくのではと思います。
ただ、その国があまり好きではない、合わない場合は年老いてから住み続けるのはキツイでしょうね・・・
また金銭面では、国によっても制度が違いますので一概にはいえませんが、先進国ならある程度老後の保障はされていると思います。
ですので、路頭に迷うことはないかもしれませんが、ネパールのような国では、国のシステムも整っていませんし、自分の生活は自分や家族がみなくてはなりません。
私の場合は、たった一人でネパールに住み続ける選択は、まずないですね。
パートナーが生きている間は、ずるずると居続ける可能性はあるかもしれません。
国際結婚をする人は老後のことも視野にいれましょう
とても大事なことなのに、若いころは本当に考えないんですよね。
老後のことって。国際結婚は他にも色々な問題や難しい面もありますが、老後問題は結構重要なんじゃないかなぁと思います。
自分だけじゃなく、パートナー・子供・自分の親・相手の親・・・が関わってきますからね。
あとで、「こんなはずじゃなかった~!!」とならないために、結婚前にパートナーとある程度の将来設計は話し合っておいたほうが良いと思います。
私も今になって、「やっておけばよかった」「考えておけばよかった」と思うことがたくさんあります。
老後になってから国際結婚を後悔しないためにも、早くから計画を立てて生活することをおすすめします。(自分自身の反省を込めて・・・)