国際結婚カップルにありがちな喧嘩の原因について考える

国際結婚・海外移住

 

一般的に、毎日一緒に生活する夫婦にとって喧嘩はつきものだと思いますが、国際結婚ならではの喧嘩理由というものがあると思います。

本日は、国際結婚カップルの喧嘩に多そうな原因について考えてみようと思います。

国際結婚に多い喧嘩の原因

※私のパートナーはネパール人なので、どうしてもネパール人を対象にした意見になることを前提としています。

文化・習慣の違いによる喧嘩

文化が違うことは百も承知で結婚したはずなのに、実際結婚してみたら相手の文化がどうしても受け入れられないという人も多いのではないでしょうか。

結婚したからといって、相手の文化に100%合わせる必要はないと思うのですが、知らず知らずのうちに相手に自分の国の文化を押し付けている場合もあると思います。

その結果、お互いに無理が生じて喧嘩になることも。

例えば私の場合、ネパールの受け入れられない習慣は・・・

生理中の女性は穢れ(けがれ)の身

ネパールでは女性の生理が来ると、約4日間「料理をしてはいけない」「旦那に触れてはいけない」「同じ場所で食事しない」「同じベットに寝ない」など、女性を馬鹿にしたようなヘンテコリンな習慣があります。

生理は女性の身が穢れるということを意味するらしく、村の方では未だに対象の女性を隔離する習慣が残っています。

こんな女性差別的な習慣に、日本で育った私にとってはものすごく拒否反応を起こしちゃいます。

まぁ最近では「体を洗って清めれば料理をしていい」とか、「離れていれば同じテーブルで食事してもいい」とか、自分たちに都合の良いルールに緩和されつつもあるみたいです。

女性の断食「ティージ」

ネパールには毎年夏の終わり~秋にかけて「ティージ」というお祭りがあります。

既婚の女性は旦那さんの健康や幸せのために祝い、未婚の女性は将来良いパートナーに出会うために祝うお祭りです。

女性たちは当日は断食をして踊り明かします。

断食しながらもネパリ女性たちはとっても楽しそうに踊っていますが、私は断食してまで参加しようとは思いません。

プジャ(祈祷)

ネパールでは何かといえばプジャをする習慣があります。

  • 新しい家や乗り物を買ったとき
  • 新しく店を始めるとき
  • 病気になったとき
  • 旅行に出発するとき
  • お祭りごと

・・・などなど。

赤い色粉をや草花をばら撒いたり、とっても臭い(と私が感じる)お香を炊いたりするので、ここだけの話ですが、私にとっては不愉快な習慣です。

でも、ネパール人の生活にとっては必要不可欠!

真剣にプジャをしようとしているネパール人パートナーを無理にやめさせようとしたり、プジャを馬鹿にしたような態度をとれば喧嘩の原因になってしまうに違いありません。

 

以上のような、日本人には理解し難い文化がネパールにあるわけですが(もっとありそうですが、今回はこの辺で。)、さすがにこれらを受け入れられない人が、パートナーに強要されれば喧嘩になってしまうでしょうね。

お互いの文化を理解し、尊重することは大切ですが、その文化・習慣を自分も実行するかどうかは、また別の話なのです。

相手の文化にどれだけ歩み寄れるか、限界値は人によっても違いますので、その辺はパートナーとよく話し合う必要があると思います。

ちなみに私は上記のネパールの習慣には一切ノータッチですが、旦那は何も言ってきません。

ありがたや。。。



価値観の違いによる喧嘩

日本人同士でも「価値観の違い」が喧嘩や離婚理由になることがよくあります。

育った環境が違えば価値観が違うのも当たり前の話なんですが、国際結婚だとさらに価値観に大きなズレが・・・

以前に「減少傾向にある国際結婚メリットとデメリットとは」の記事でもふれていますが、国際結婚ではだいたい次のようなことで価値観の違いがでてくると思います。

  • 味覚の違い
  • 金銭感覚の違い
  • 時間に対する考えの違い
  • 衛生観念の違い
  • 宗教観の違い
  • 家族や親戚関係に対する考えの違い

私の経験や聞いた話によれば、ネパールでは「家族や親戚関係」について価値観の違いを感じる人が多いのではないかなぁと思います。

びっくりするほど人間関係が濃いですから、ネパールは。

あまり深い人間関係を好まないタイプの日本人が、ネパール人パートナーに深い人間関係のつきあいを強要された場合・・・・・はっきり言ってキツイです。

言葉の壁による喧嘩

実はたいしたことのないもめ事なのに、言葉の壁のためにお互いが誤解をして大きな喧嘩に発展してしまうことが国際結婚にはよくあると思います。

語彙力がなくて物事をストレートに言ってしまい必要以上に相手を傷つけるとか、思いやりのある言い回しができないなど。

日本人相手なら、「こう言えばわかってくれるだろう。」ということも、国が違うと理解しづらいことも多いので、喧嘩の原因になっていまうのではないでしょうか。

慣れない外国に住むストレスによる喧嘩

国際結婚の場合はどちらかの国か、全く別の他の国に住むことになります。

自分の国以外の場所に住むことになった場合、よほどその国が好きだとか性に合っているという人以外は、言葉や習慣の違いから、何かしらのストレスを感じながら生活することになると思います。

もし夫婦どちらかの国で住むことになった場合は、自国に住んでいる側の人が外国人である結婚相手を、普通以上に気遣うことが大切だと思います。

海外生活は何かとストレスもたまりやすいです。好きな時に自分の国に帰国できるわけでもありませんしね。

・・・って、自分のことを愚痴ってしまいましたが(笑)

まとめ

 

国際結婚は楽しいこともありますが、大変で難しいことも多いです。

お互いにどこまでなら歩み寄れるか、どこまでなら妥協できるのか。

一番大事なのは、そういった自分たちの考えを話しあえるパートナーとの関係性なのだと思います。

私の個人的な意見としては、国際結婚と言えども夫婦間で我慢は禁物。

いつか爆発します。喧嘩になっても思っていることを素直にぶつけ合って、話し合う姿勢が大切ではないでしょうか。

・・・とまぁ、言うのは簡単ですね(笑)

 

タイトルとURLをコピーしました