12月にもなれば、年末・年始に向けて何かと忙しくなる日本ですが、ネパールはどうだと思いますか?
実はネパールの年末・年始は、日本とは全く違います。
ネパールの年末・年始は普段と変わらない雰囲気
はっきりいって、ネパールでは年末12月から新年の1月にかけては、特別な心意気は感じられません。
毎年9月~11月頃にかけて、ヒンズー教の大きなお祭り「ダサイン」「ティハール」がありますからね。
一年の中で、その時期が一番熱が入っています。
そもそもネパールは、自分たち独自のカレンダーである「ビクラム暦」を中心にして生活している人がほとんどです。
ビクラム暦は、日本人が使用している西暦とは日付が異なります。
西暦の新年である1月1日は、特に祝日とはならず、あくまでも通常の日です。
学校を含めて、公的機関も通常通り。ネパールにいるとお正月の気配を感じずに過ぎていきます。
では、ネパールのビクラム暦における新年はいつかというと・・・
西暦で言うと、毎年4月の中旬になります。(日付は若干ズレます)
次回のネパール新年の日については下記の記事で紹介していますので、参考にしてみてください。
次回のネパールの新年は西暦で言うと2020年4月13日になりますね。
ちなみに12月のクリスマスは、最近はネパールでも若者を中心にイベント事として認識されてきていますが、日本ほどお祝いムードはない感じです。
ネパール人にとっての新年とは
ネパールの国としての新年は、先ほど書いたように毎年西暦の4月ごろになりますが、詳しく言うと、各民族によっても新年が違うのです。
そこが日本ではあり得ない文化なので、少しイメージしにくいかもしれませんね。
それぞれの民族ごとの新年には、その民族の人たちが衣装をきてイベントを行なっている姿を街中でも見かけます。
もちろん他の民族のネパール人にとって、その日は普通の日になります。
毎年4月がネパールの正式な新年ですが、イマイチ日本のお正月のような重みが感じられないのは、各民族による独自の新年が別に存在するからなのかもしれません。
私はネパールに移住してきてから、一度も日本人的な年末・年始を過ごしていません。
西暦の新年も、ビクラム暦の新年も、普通の日のように過ぎていきます。
ネパールに移住したら、日本の文化もネパールの文化も楽しむようになると思っていたのですが、意外なことに、どちらも文化も適当になっているのが現状。
それでもやっぱり日本人。12月ごろから「ワクワク感」と「年を越すための謎の焦り(?)」だけは感じますね~
たまには日本で日本人らしくゆっくりとお正月を過ごしたい!
こたつに入りながら年越しそば食べて、おせち食べて、雑煮食べて(食べてばっかり)ごろごろしたい!
・・・と思う今日この頃です。