ネパールで感じる男尊女卑・ネパールの男性は自由?

ネパールの生活・習慣
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ネパールは基本的には男尊女卑の考えが根強くあります。

ネパールの主な宗教であるヒンズー教の教え自体に、男性の地位が高いという考えがありますから、これからもそれは変わらないのでは?と思います。

では、日常生活において男女の位置関係はどうなのでしょうか。

 

ネパールはどのくらい男女平等なのか

私は普通に生活していて、特に女性という理由でひどい扱いを受けたことはありません。

逆に車内では女性専用シートがあったり、気を使われる場面も。

学校教育も男女一緒に授業を受けていますし、平等な印象があります。

ネパール人が男尊女卑を強く感じるのは結婚後?

実際には、「男性の方が優位、男女不平等」・・・と感じるのは結婚してからだと思います。

これは日本にも言えることかもしれませんが、旦那さんは家事をしないことがほとんどです。

奥さんが生理中のときは、宗教上の理由で料理をすることができなくなってしまうので、旦那さんが代わりにご飯をつくることは普通にあります。

でも、その他の掃除・洗濯・子供の世話・家族の世話などは奥さんが行うことが多いです。

実際には義父母や義兄弟も一緒に住むことが多いので、一人で家事・育児をこなす人は少ないですが、家族が増えるとそれはそれで大変そう。

結局は外に働きに出る女性がまだ少ないので、そうなってしまうのは仕方ないのかもしれません。

 

 

まだまだ男の子の誕生が喜ばれる

「次は男の子産まないとだめだね」

って、私は過去に何回も何十回も言われたことがあります。(うちは娘のみなので)

最近の若い人はあからさまには言わないかもしれませんが、親戚だけでなく近所の人や、たった今知り合った通りすがりの人にまで普通に言われます。

望まれなかった女児の中絶も、結構な割合で行われています。(中絶防止のため、早い段階で赤ちゃんの性別を親に伝えないようにしている病院もあります)

「自分の家は男の子が継ぐもの」「女の子は他の家に嫁ぐもの」

この考えが残っている限り、男尊女卑はなくならないのが自然の流れでしょう。

ネパールは男性中心の社会

だいぶ変化してきているとはいえ、街を歩いているとまだまだ男性中心だなぁと感じます。

カフェやレストランなどでも、友人知人に会って食事しているのは圧倒的に男性が多い。

家庭内の大きな物事を決める時も、家長である男性の判断によるものが多いです。

 

あ、ネパールの男性は奥さんや子供を置いて自分だけ友達と旅行とか普通です。

家族と過ごすより外で時間を過ごすほうが多い男性は結構いますよ。

ネパールは人脈がないと何もできない社会なので仕方ない面でもあるのですが、ネパール人の男性と結婚を考えている日本人女性の方は、このことを覚悟していないと結婚後にさみしい思いをする可能性があるかもしれません。

 

 

以上、私がネパールで感じたことでした。

もちろん民族や家庭によって差はありますし、個人の性格によっては全然違う場合もありますので参考までにどうぞ。

 

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